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【41】真面目な人ほど陥り易い 〜 怒りや不満を増幅させる悪魔の言葉

こんにちは😃


今日は真面目でしっかりした人ほど陥り易い、ある言葉のワナについて、です。


今朝、息子を自転車で保育園へ送って行こうとした時のことです。


その道は狭く、急な坂道になっていて、若干九十九折りにもなっている住宅街の舗装道路でした。もちろん、スクールゾーンです。


私は下からえっちらこっちら急坂を登っていたわけですが(電動自転車なので、そこまで辛くはない)、そこへ一台のカッコいいオートバイが、けたたましい爆音と共に上の方から結構なスピードで降りてきました。


片手はハンドルを握っていましたが、もう片方の手でタバコをプカプカとやっていたのです🚬


しかも若干の蛇行運転です。


近くには通学中の小中学生、散歩中のお年寄りもいました。一歩間違えれば大惨事です。


私も慌てて道の脇に避けたわけですが、普通に走っていたら接触していたかもしれません。


バイクが過ぎ去った後、しばらくして辺りには副流煙の臭いが立ちこめていました。


その場にいた人たちは、既に走り去ったバイクの方をにらんで「なんだあれ?」というような表情を浮かべ、不快そうにしています。



ここで瞬時に浮かんだ言葉は



「あんな大型のバイクをタバコふかしながら、片手で蛇行運転とか正気なのか!?ここはスクールゾーンだぞ。細心の注意払いながら徐行運転すべきでしょうが」


「ぶつかったらどうする気だったんだ。あんなのは運転する資格なんてないんだ!免許を剥奪すべき!」


なんてことでした。
この中に悪魔の言葉が潜んでいます。



完璧主義の悪魔




「徐行運転すべき」「免許を剥奪すべき」


ここに私の中の正義感や倫理観が露骨に出てしまっています。これまで自分の中に蓄積された社会通念、常識、ルールに基づいてこの「〜すべき」「〜しなきゃいけない」と思いながら生きています。


今回は交通ルールに抵触してますから本当に悪いのですが、私たちはとかく他人の行動に対してこのように思ってしまいます。


これはここに置くべきだろう

ここは敬語を使うべき場面だろう!

これはこうしなくちゃいけないのに、なんでこんな風にやっちゃうんだ

これはこの手順でやるべきなのに何もわかってないな。


「〜すべき」、「〜しなくちゃいけない」を使うと途端に正義感溢れる完璧主義の悪魔が目覚めます。しまいには


「私はいつもこうしているのに、あの人はやらない」

「私はルール守っているのに、何であの人は守らなくて平気なの?不公平だ」


などとよからぬ方向へ行きます。怒りや恨みつらみへと発展する可能性があります。

また、この感情が自分に向けられることもあります。

この「〜すべき」「〜しなくちゃいけない」はあくまでも自分自身のルールに過ぎません。

いやいや、「ルールでしょ」と思うかもしれません。

ところが、人の価値観や正義感は同一ではなく、ルールだろうが常識だろうが社会通念だろうが、まして法律で規定されていようが、「え!?何が悪いの?」と思う人もいるわけです。

それは単にその人がそういったルールを「知らない」というだけかもしれません。

実際、我が息子(2歳)は、そのバイクを見て

「おおおーーー!バイクぅバイクぅ、かっくいーー!!😆」

と大きな声で叫んでました😳


知らないとはそういうことです。


さて、湧いてきた怒りをどうするか。


昨夜、その次男がおねしょで騒いだので寝不足、そして朝から布団の処理、と機嫌が悪…もとい気分が優れなかったので、これ以上の怒りはごめんこうむりたかったわけです。


ここで、前回のエントリーでもご紹介した「他人の振り見て我が振り直せ」です。


自分の怒りは怒りとして認めつつ、それでも相手をその怒りの矛先にするのではなく、反面教師とします。


「ああいうのは恥ずかしいな。自分はああいうことはしないようにしよう」


と改めて気づかせてくれた、と感謝をするようにすると、怒りのエネルギーをポジティブに変換することができます。


ということで、私はそのバイクの方にこう感謝することに致しました。



「本日のブログのネタを提供下さり、誠に、誠にありがとうございます😊」



ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました😊

日々実践記録として書いておりますが、何か心に響くことがありましたら、サポート頂けましたら幸いです。何卒よろしくお願い致します。