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小さな望遠鏡(60mm屈折)への部品を取り付けた。

2023年9月に小さな望遠鏡(60mm屈折)が来てからというもの、この子を活用するのにいろんな部品を検討し、追加取り付け致しました。

使い始めた頃には「とりあえず使えればいいや。」と死蔵していた鏡筒バンド(ユニバーサル鏡筒バンド)を取り付けていたのですが、ハッキリ言って重たいのと鏡筒の向きが微妙に合わない状態だったため、市販の「鏡筒バンド(スターベース80用、3,340円)」を購入しました。これにより380グラムほど軽くなりました。
導入の目安として取り付けていた照門照星ファインダーの移設も出来てお手軽観望に使うに必要十分な状態にできました。

次に取り付けた(購入した)のは「ファインダー台座DX(2,200円)」です。これはビクセン規格のファインダー脚を取り付けるための台座で、今後に6倍30mmファインダーを入手した時に取り付ける部分になります。(まだ未入手です。)実際に光害が多い自宅ベランダで天体観望をやってみて気づいた事なのですが、照門照星ファインダーがあるとは言え、基準となる星が見えない状態で見づらい天体を視野に導入するのはかなり困難な事だと気づいたためです。とりあえず、ファインダー台座を取り付けておくだけで他鏡筒のファインダーを使いまわす事も出来ますし、後で追加購入する際の送料も勿体ないと思って、鏡筒バンドと一緒に追加注文したという経緯です。

更に購入したのは「レンズヒーター(3,680円)」です。これまではレンズヒーターに限らず電力を使用する部品を極力避けていた私でありますが、11月に福岡県星野村で開催された星空イベント「星宴2023」において、夜露で対物レンズを曇らせてしまい、知人のレンズヒーターを借りて事なきを得たという経験を致しました。小さい望遠鏡でも見ようとする天体に合わせれば、小さな機材でも大きな存在感となる経験にもなったのですが、レンズが曇ってしまえば何も出来ません。これまでは「レンズが曇ったら観望終了♪」というスタイルだったのですが、イベントで曇られてしまうのは自分的にめっちゃ勿体ない事に気づいたのでありました。使用頻度は少ないと思ってはいますが、夜露に悩まされずに観望できるという安心感を得るために購入であります。

その他、取り付けた部品は「31.7mm天頂プリズム(4,400円)」です。小さな望遠鏡(60mm屈折)をとりあえず使える状態にするために他の望遠鏡で使っていた「36.4ねじ天頂プリズム」をお借りしていました。今回、36.4ねじ天頂プリズムを本来の望遠鏡にお返しし、小さな望遠鏡専用として31.7mmm天頂プリズム」を取り付けました。

こうして様々な部品を取り付けられた状態が表題の画像であります。ジャンクな望遠鏡だったはずなのに、今では立派な望遠鏡になりました。何と言っても使い易さが向上した事で私のお気に入り度がアップしております。

小さな望遠鏡ではありますが…。
【山椒は小粒でピリリと辛い】
【傍からの見た目と実際に見た像のイメージが違う】
【たった6センチのくせに…(誉め言葉)】
…と周囲の友人が言ってくれて可愛い子でございます。もう少し使い易くするための部品を取り付ける構想もあり、今年2024年の楽しみでもあります。

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