どうして感覚でやろうとするの?

プログラミングを感覚でやろうとする初心者がとても多い。どうしてなんだろう。とても不思議。プログラミングは論理で成り立っています。理屈を知って、その理屈を元に論理を組み立ていくことでプログラムは作られていきます。逆に言うとプログラムは論理的に考えなければ作ることはできません。

プログラミングの講義をするときにはいつもプログラミングの理屈を説明します。講義を聞いている受講生はそれを聞いてわかったようの雰囲気を出してい、質問があるか聞いても特に問題はないと返ってくる。けど、演習の時間になると、なぜか感覚に頼ってプログラムを作っている人が多いような気がする。あれ?講義で説明した内容使ってなくない??となります。。

う〜ん、とても不思議だ。理屈を説明して、その理屈を頭ではわかっているのに、実際に手を動かすときにはその理屈を捨てて感覚に頼る。不思議だけど、取り組んでいる分野によっては私自身もそういうことしているのかもしれないなとも思います。無意識に考えることを拒絶して、感覚に頼って行動する。自分が得意としてない分野に関してはそのような行動原理を持っている人も少なくないのかもしれません。

プログラミングに関して言えば、感覚が役に立たないわけでもないです。むしろ、最近自分でプログラムを書くときは、結構感覚でやっている部分も多かったりします。でもそれは、今まで論理的に考えてプログラミングをしてきた経験があって、その経験によってプログラミングに対する直感力がある程度身についてきたからできていることだと思います。どんな分野にも成り立つことだと思いますが、日頃から考え続けることで直観力が身につきます。その時初めて感覚的取り組んでも成果が出るようになります。

スポーツなど、体を動かすものに関しては感覚も重要かもしれません。でも、プログラミングに関して言えば、初心者が感覚に頼ってプログラムしてもほとんどの場合上手くいかないし、上手くいったとしても、それによって論理的思考力や直観力が身につくこともないでしょう。感覚に頼らず、論理に頼ろう。

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