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2ヶ月間オンラインカウンセリングを使って本気でメンタルヘルスにコミットしてみた話(2)

このnoteは、オンラインカウンセリングのcotreeさんをガツガツに使ってみた体験談の第2回目の記事です。第1回目をご覧になっていない方はこちらを先にどうぞ。

前回は、とりあえず使ってみたところ~継続を決意してみたところまでを書きました。今回は継続して使ってみた体験を書いてみます。

目次
◯「単発」から「継続」へ変化してから最初に決めたこと
◯定期的にやってみることで実感した自分の変化
◯同時に感じた課題
◯心が「嵐」の日でも「晴れ」の日でもカウンセリングをやってよかった!


◯「単発」から「継続」へ変化してから最初に決めたこと

前回のnoteでは、一回単発的にcotreeさん使ってみてから、継続的にオンラインカウンセリングをやろうと決めたことを書きました。

ただ、やっぱり気まぐれにカウンセリングの予約を入れるのでは、カウンセラーさんががコロコロ変わってしまうし、なにより自分もリズムが整わなくなってしまいます。

以前、cotreeさんのユーザー会に参加したときに、心理士さんも「長期的にカウンセラーと関係を作っていってほしい」という旨のことを仰っていたのも覚えていました。

なので、オンラインカウンセリングを受けるときに、下記のルールを自分で決めて、取り組みました。

●コロコロと心理士さんを取り替えるのではなく、一人の人にある程度の期間お願いをすること
●漫然と空いている時間にカウンセリングの予約を突っ込むのではなく、頻度を決めて必ず定期的に受けること

9月末に受けた心理士さんにお願いをしていたのですが、結果としてこの戦略は大正解でした。

同じ心理士さんと一回話していたからこそ、カウンセリングの都度事情や情報を説明する手間も省けたし、ある程度自分のこともわかってくれていました。だからこそ、信頼関係をつくって長期的に一緒に心に向き合っていくことができました。

また、頻度を決めて必ず定期的に受けることを決めていたので、自分も心理士さんもスケジュールが組みやすかったというメリットもあるようです。自分の場合は、最初にまとめて一か月分予約を入れておきました。(ちょっと操作がわかりづらいですが、cotreeではまとめて複数回のカウンセリング予約もできます。)

そうすることで、定期的に自分の心理状態やそれまでのできごとを振り返る習慣をつくることができたのだと思います。

◯定期的にやってみることで感じた自分の変化

Twitterを見ているとcotreeさんを使った感想がよくRTされてきます。そんな中でよく見られるのが、「辛くてしょうなかったときに、不安な気持ちを話せてホッとした」「誰かに話しを聞いてもらえて安心した」というものでしょうか。

心が辛い時にいつでもオンラインで頼れる心のプロがいる、という意味ではそんな感想が多くなるのも納得です。実際、自分もそんな感想を持つことも多くありました。今でもそんな側面はすごくあるし、おかげでとても安心できています。

ただ、継続的に使ってみた感想や自分の変化を書く人はあまりいなかったので、ここで書いてみます。

【変化1】「心の内を定期的に誰かに話す」ことで、自分の気持ちに気づく習慣ができた

辛い時はもちろんですが、そうでない時も、自分の心の内を安心して話せる誰かに定期的に話す、という習慣を作れたのが一番大きい変化でしょうか。

辛い時に気持ちを吐き出せるのはもちろんのこと、辛くないときでも気持ちを吐き出すことで、「あ、自分って今こんな気持だったんだ」「自分はこれに対してこういう風に感じていたんだ」と気づけることが多くありました。

人間、案外自分の気持には無頓着ですし、声に出したり、書いてみることで自覚できる部分も大いにあるはずです。それを定期的にやれる習慣を作れるのはメンタルヘルスにも大きなメリットがあるのではないか、と感じました。

【変化2】「困ったらとりあえずcotreeさんに投げて一緒に考えてみよう」と思えるようになった

前回のnoteで、ライフスタイルや働き方がガラリと変わったのがきっかけで、ガツガツと使うことを決めたと書きました。大きい変化が起きるとき、それは「人への頼り方」が変わるタイミングでもあると自分は思います。

普段からわりと人に助けを求める方だとはいえ、「頼り方」が変わるタイミングでは自分もかなり悩みました。右も左も分からない中で、誰に頼ればいいのかなんてわかるわけないからです。

そんな時に「とりあえず今度のカウンセリングで投げてみて一緒に考えよう」と思えることで、現実の行動を検討する時間を持てたのは大きな安心を得られました。

そうすることで、「じゃあ、これはAさんに話してみよう。これはBさんにお願いしよう」という風に人に頼る行動を変えていくことができました。

【変化3】主体的に心に向き合い、習慣や行動を変えられるようになった

上記2つの変化によって、「ただ辛い気持ちを吐き出す」というだけから「主体的に心に向き合う」というメンタルヘルスケアをできるようになったのが一番の変化でした。

・定期的に出来事や心模様を心理士さんと一緒に振り返る
・それによって心を自覚的に捉えられる
・辛い時には早めに察知して周囲の人や医療機関に相談できる
・辛くない時にはうまく行っている理由を考えることができる
・そこから自分の日々の習慣や行動を変容してよりよい自分を作れる

繰り返しますが、単発的に利用してつらい気持ちを吐き出すのが悪いわけではありません。それは傷ついた心の処置として正しい使い方だと思います。

ただ、主体的に心に向き合う習慣を作るには、やはり時間と回数がかかるし、それはcotreeさんが伝えたい「心のフィットネスジム」というメッセージにも現れているのではないでしょうか。

◯同時に感じた課題

ここまで順風満帆そうに定期的に使った様子を書いてきましたが、やはり課題もポロポロと出てきました。

●限られたカウンセリング時間、どうやって使う?

一回45分という時間、無料ではなく5000円前後かかります。それなら最大限有意義に使いたい。同じ心理士さんに継続的にコミットをお願いしていたので、空気感はできていたとはいえ、どんな風に使っていくかは悩んでいました。

「一緒に前回から今日までの出来事を振り返る」と決めていても、出来事を話すだけで終わって、肝心の問題にたどり着けないこともあったからです。

●「自分が話したいと思っていたこと」と「実際に話したほうがいいこと」をどうやって見極める?

自分はある程度心理学を勉強していたとはいえ、やはり素人。一方心理士さんは大学院を出た心のプロ。同じ出来事でも見え方は違うはず。

自分が「話したいと思っていたこと」は案外問題ではなく、心理士さんから見て「実際に話したほうがいい」と見えることは数回ありました。

ですが、カウンセリングのタイミングになってそれを見極めるのは少し骨が折れるし、時間ももったいない。なにか策が必要と感じました。


◯心が「嵐」の日でも「晴れ」の日でもカウンセリングをやってよかった!

そんなこんなでいろいろと継続的に使ってみた話を書きましたが、結果としてとてもよかったです。それはある程度の期間、心理士さんと一緒に心にコミットをしたからこそできた変化だと思います。

なにより、自分のライフスタイルと働き方の変化、という大きな波がやってきた中で、大きく調子を崩さなかったのはcotreeさんがあったおかげでもありました。逆に大きく崩してからカウンセリングを受けるのであれば、もっと大変なことになっていたかもしれません。(それは多分医療の領域になる)

心が「嵐」の日でも、「晴れ」の日でも、カウンセリングをやってみることで主体的にメンタルヘルスにコミットする。それは何よりの「予防」につながるし、活き活きとした生活を作っていくことにもつながると、自分は信じています。

「カウンセリングのこんな使い方もあるよ~」とこれを読んだあなたのご参考になれば嬉しいです。

次回は上記課題を解決した自分なりのカウンセリングのコツなどを書けたら、と。↓↓

□次回予告(仮)
・ダイアリーを「自分ダッシュボード」に改造した件について
・よりよいカウンセリングにするためにクライエントの自分がやってみたこと

□参考記事

@soar_worldさんに出ている紹介記事がわかりやすいと思うのでぜひ御覧ください。

cotree心理士の徳田さんの記事も初めての方にわかりやすいと思うので、ぜひどうぞ!