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短歌ノート|8月2日

2009年
絶望に産まれこの身 書き連ね溢れて消える重ねた月日
2010年
恨むコトできたら楽と知ってても 笑顔浮かぶよ声も聞こえる
見送る背 ホントはずっといて欲しい言葉にしたら堕ちるしかなし
光さす幻は消え現実だ 目を閉じたくて白だけ望む
2012年
交差点 ふと足を止め月明かりなんとなくから始まるであい
2013年
振り返る影だけ残り気配なく 疑いがうむ悪意の欠片
2014年
暗闇に炎ともして道探す 干支も巡って明るくなって
2015年
鬱血の痕をなぞって繰り返す 夢見る時は自由でいたい
2016年
石の名に一喜一憂すればいい 何処に行くのかわからないまま
2017年
あまりにも君の力が強すぎて 遮る雲を欲してしまう
2019年
賛美まで蔑まられた証だと 捻れた蔓を枯れるまで待つ

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