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短歌ノート|8月1日

2009年
志 握る銃把を懐に未知なる海へ漕ぎ出す勇気
2010年
もういいよ 腹が立つほど鈍感でふりまわされるコトに白旗
ただじっと待っていても伝わらぬ 夢の続きは手繰り寄せよと
嘘でいい納得させて欲しいコト 時にはあるの明日のために
我が道に寄り添い別れ旅人の 行先気にし遠回りする
閉じ込めて動けなくして支配して そしたら誰かおかさずにすむ
知らぬ間に壊れていると気がついて 振り返るべき時なき怖さ
2011年
一緒には朝日迎えることはない それでも良いと向き合ったから
足すくみ空白の土地 区切り線 勇気などでは動きはしない
2012年
信じたい重ねた時間 着実に掲げた理想支えていると
2013年
一言の重みがわかり足を止め 呪いのようにまとわりついて
2014年
正確な時を刻んでいく鼓動 機械じかけの胸と感情
2015年
積み上げてあの日の夢に触れそうな そんな所の風景を待つ
2016年
雲の名を勝手につけていいのなら 君の名前を隠してみよう

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