🌸大引け、30856円+161 出来高20億株。

日経平均が161円高と反発、プライム85%の銘柄が上昇=31日後場

15:22 配信

現在値ニッスイ731.2+19.10マルハニチ2,581+72.50アサヒGH5,436+51第一生命H3,176+115東京海上H3,343+61

 31日後場の日経平均株価は、前日比161円89銭高の3万858円85銭と反発して取引を終えた。きのうの弱い動きや日銀の金融政策決定会合の発表待ちで、朝方は弱含みで推移する場面があった。後場の取引開始前、日銀金融政策決定会合の内容が公表され、YCC(長期金利金利操作)について目標は引き続きゼロ程度としつつ、その上限のメドを1.0%にすることが明らかとなった。「現状の金利高を容認する格好」(中堅証券)となり他の政策については変更がみられなかったことから、午後1時10分には、同276円70銭高の3万973円66銭と、きょうの高値を付けた。その後、戻り待ちの売りに上げ幅を縮小する場面もみられたが、取引終了にかけて引き締まった。

 外国為替市場では1ドル=150円10銭台と、足元ではもみ合い。東証プライムの出来高は19億8478万株、売買代金は4兆6793億円。騰落銘柄数は値上がりが1418銘柄、値下がりが222銘柄、変わらず19銘柄で、85%の銘柄が上昇した。

 市場では「決算内容を材料視する売買で荒い値動きとなる銘柄もあるが、好業績銘柄の押した場面は格好の拾い場となりそう」(同)との声が聞かれた。

 業種別株価指数33業種では、30業種が上昇、3業種が下落。第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株や、ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株が高い。アサヒ <2502> 、JT <2914> などの食料品株や、7&iHD <3382> 、ファーストリテ <9983> などの小売株も上昇した。AGC <5201> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株や、王子HD <3861> 、日本紙 <3863> などのパルプ紙株も堅調。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、クレセゾン <8253> 、オリックス <8591> などのその他金融株もしっかりだった。一方、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が下落した。

 個別では、リケンテクノ <4220> 、明電舎 <6508> 、ストライク <6196> 、アンリツ <6754> 、日本新薬 <4516> などが上昇。半面、マクニカHD <3132> 、山九 <9065> 、ポーラオルH <4927> 、パナソニック <6752> 、山洋電気 <6516> などが下落した。

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