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奇跡的な亀裂のゲームを回す。
TRPGをしている。一つのシナリオを、時間にキリの良いところで中断した。次回の日程を決めて、解散した。
そして、ゲームキーパーである私は頭を抱えているところだ。シナリオを進めているのだが、キャラクター同士の仲にいい感じの亀裂が入った。このいい感じというのが本当に絶妙な塩梅で「プレイヤー同士は仲が悪くないが、プレイするキャラクター同士の仲が悪くなった」というちょうどいい具合なのだ。しかし、それはそ
うまいゲームキーパーになりたい。
子供の頃の夢はゲームクリエイターだった。手元にあるゲームボーイアドバンスは、小さな光の集合体が人やポケモンの形を作っていることを私は知っていた。そして、それを作っている人がいること。ゲームは「内側に閉じこもる作業」とか「閉塞的な運動」と言われることもあったけれど、ペンで紙に文章が書かれ世に出て行き誰かに読まれるまでと同じくらいにゲームには人が関わっている。そして、小説のように無限でありながら、小説
もっとみる無知から始めるゲームキーパー
次回、友人の集まりにて行われるクトゥルフ神話TRPGのゲームキーパーは私である。かねてより、ゲームキーパーをしていた友人がいた。「楽しいから」と本人も言うので続けてもらっていたが、どう考えても労力の比率がおかしいので、一度冷静になってもらおうと考えていた。アドレナリンを出しまくりながら作品に触れるのも、節度を持ってやらなくては体を破壊する。娯楽は酒である。何事も適量が大事だ。正確な数字は覚えていな
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