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『少女は卒業しない』で出会った最高の藤原季節

朝井リョウ原作『少女は卒業しない』が河合優実ちゃん主演で実写映画化! 知り合いのライターさんや編集者さんもこぞって「良い!」と言っていたので、久々にシネマカリテへ。ここはスクリーンは小ぶりだけど、雰囲気がめちゃくちゃ良くて好きです。

河合優実ちゃん大好きで、過去に二度取材でお話を伺ったときも、年齢を三度くらい確認したくなるほど落ち着いていらっしゃり……だからとっても期待値を上げて臨んだのですが、そのハードルを悠々と超えてくる良さでした。

物語としては『桐島、部活やめるってよ』や『何者』を彷彿とさせる、若者の青春群像劇です。が、映像の美しさ、キャストそれぞれの落ち着いたなかにも熱を秘める演技が掛け合わされて、最後の展開へとつながっていく……その静かなるも大きな波に感情まるごと持っていかれるような映画でした。

いや〜〜〜〜やっぱり河合優実ちゃん良い! 大好きです。22歳でこの落ち着き、この表現力、この存在感。河合優実が出てる映画やドラマは盛りなくどれも素晴らしいので、少しでも気になってる方にはぜひ見てほしいです。今は知る人ぞ知るって感じかもしれませんが、絶対にドカンと爆発するタイミングがやってくるはず。

そして彼女はなんと文章もすこぶる上手なのです……私も書かせてもらってるCINEMAS+さんで寄稿してくれているので、ぜひ!

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そしてこの『少女は卒業しない』、藤原季節くんもめちゃくちゃ良い味を出している……最高です……!! なぜか私は彼に対してヒモ男な役柄のイメージが異様に強いのですが、この藤原季節くんはメガネ+カーディガンに敬語というオプションまでつき、新鮮な仕上がりになってます。好き…………

とある女子生徒と会話中にメガネを外し、カーディガンの裾で拭くシーンがあるんですけど、むり。少しでも藤原季節くんに興味があったらこのシーンだけでも見てほしい頼むから。周りに人がいるのに、上映中に叫び出しそうになった……あんな藤原季節くん見たことない!!!!!

一応、藤原季節くん目当てで舞台に通うくらいには好きなんですが、固定概念ぶっ飛ばされる良さでした。私のフェティシズム、まだ開く余地があったんだ……って感じです。新たな扉を開きたい人はぜひシネマカリテへ……!

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