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良い人だと思われたい

SNSで知り合った人と直接会うと、百発百中で「もっと堅い人かと思ってました!」「北村さんって優しい人なんですね!」と言われる。

「SNSでは優しそうなのに、直接会うとそうでもないんですね」と言われるよりはマシだろう、とわかっているし、そう伝えてくれること自体は悪意でもなんでもない(むしろ、嬉しい!!!)ので、別にモヤモヤするところでもなんでもない。

ただ、私は、SNSの時点で「この人なんか、良い人そう」と思われたい。

そして、あわよくば「直接会ったらさらに良い人だった!」と思って、帰ってもらいたい。

ーー

そもそもなぜ私のTwitterは堅く見えるのだろう。ドラマや映画の感想をつぶやいては、たまに書いた記事についてお知らせさせてもらって、ごくたまに思ったことを流して、その繰り返しである。

「そこまでちゃんとしてない人」感が伝わるように、週末はカフェにいたり、スマホの充電が80%を切るとソワソワする、という話をしたり、さっさと仕事を終わらせて映画を見に行きたい〜〜〜みたいな欲望をあらわにしたりしている。

でも、平日朝は読んだ本の感想を書いたり、人が多く見てくれそうなお昼や夕方に投稿したり、土日は仕事っぽいことを言わないようにしたり、みたいなことを律儀に守っているので、そういうところが透けて見えて「ちゃんとしてる人」感になっているのかもしれない。

こまった。

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こんなことを書いておいてなんだけど、たぶん私はきっと、人並み以上にそこそこちゃんとしているんだと思う。

毎朝7時には起きるし夜23時には寝る。時間をきっちり決めて仕事をし、遊ぶ日だと決めたら遊ぶ、そういうメリハリをつけることに半ば闘志を燃やしている。

記事の納品も早いほうだと言われるし、ありがたいことに、早いだけじゃなくて質も良い、ともったいなさすぎる言葉をもらえることもある。

普通にしていてもそこそこちゃんとしているであろう私が、わざと「ちゃんとしてない」投稿を装っても、ちゃんちゃらおかしいのかもしれない。

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そんな、外から見た自分と、内から見た自分の乖離についてつらつらと考えていた。今日は土曜。皆さんはどうお過ごしでしょうか。他人から見た自分のイメージを、どうにか実体に近づけたいと思って、悩むことはあるでしょうか。あ〜。良い人だと思われたいなあ。


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