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世界の食料援助量より日本の食品ロスのほうが多いという事実

「世界の食料援助量より日本の食品ロスのほうが多い」そんな文章を読んだ時、私は衝撃のあまり自分の見間違いでないかと二度見してしまいました。


世界中で食品を大切にしよう、ロスを減らそう、という働きが起こっているのに、日本の食品ロスの量がそんな世界的な動きの援助量を超えている?

そんな馬鹿なことってあるの??


今回はそんなフードロス問題に目を向けたある企業の取り組みを紹介します。

その企業とは誰もが知っている

スターバックスです。

スターバックスが行った働きとはコーヒーの廃棄物である豆かすを利用したリサイクルプロジェクトです。


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スターバックスから出る食品廃棄物で一番多いのは、コーヒーの豆かすです。

1店舗あたり、1日に16kgほど廃棄されるという。そこで約6年前、豆かすをリサイクルするプロジェクトをスタートさせました。(2018年の記事なので今から8年前です)


まずは、関東の一部店舗で出たコーヒー豆かすの水を切る。

そのあと袋に入れ、カビ防止のためにお酢をかける。

そして密封してトラックでチルドセンターに運び、リサイクル施設でふるいにかける。

そこでほかの副資材と混ぜ、3週間ほど寝かせると飼料が完成する。

関西の一部店舗から出たコーヒー豆かすも同様に水を切り、袋に入れ防腐対策をし、運搬されてリサイクル施設でたい肥にする。

それを酪農家さんの牛のエサに5%含めたり、農家さんの野菜のたい肥として使用する。豆かす入りのエサで育った牛の牛乳をスターバックスのコーヒーに使用したり、豆かすたい肥で育てられた野菜をサンドウィッチに使うなど、循環システムを体現しています。


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あなたが毎朝行くコンビニチェーンは?

お気に入りのカフェは?

フードロス、環境問題について何か働きをしていますか?100%地球の事を考えて購入する必要はないと思います。


けれど、事実を知るという事、購入は投票だという事。

一人一人が購入した企業、会社の取り組みに「購入」という形で私たちは「投票」しているという事を少しだけ考えると世界が変わって見えるかもしれません。


Ayumi

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