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○月✖️日献立帳#23

2023.9.30  ダツ

こちらの地域の呼び名であって、正式には「クロシビカマス」というらしい。

皮は炭で焼いたように黒ずんでいて鱗がない。カマスというより、太刀魚に似た薄ぺらな体型。魚屋で見かける季節になった。1尾買って帰る。

骨が多いので、普通に三枚にはおろさずにスプーンで身を掻き出してさらに包丁で叩いて、ワサビでいただく。

白く半透明な身だが濃厚な脂の旨味。鼻血が出そうなくらい美味い。

2年前にこの地に来てすぐの頃、初めて食べて衝撃を受けた。今年も無事食べられてありがたい。

ダツ刺身、さつまいもの蔓のきんぴら、カブサラダ、煮たヘチマに素麺


2023.10.1  念願の釣果

キッチンで撮影したが、いつもの魚屋のカサゴではない。いま釣ってきたばかりのカサゴである。

30センチ近くある立派な奴である

大潮、満潮18時18分、風はほぼなし、18時釣り開始、1.5gのジグヘッドにアジ用ワーム1.7インチ

いつもの入江の定位置2投目でヒット、鈍いあたりで一瞬根掛かりかと思ったが、重い抵抗の感触が伝わる。

慎重に海中から引っこ抜く。本日のメインディッシュをゲット。開始から10分経たないが納竿とし、レジ袋にカサゴ1匹入れて、そそくさと夕飯の支度に帰る。

捌いた白身を薄めにスライスして刺身に、獲れたてで身が締まりすぎているが旨味は十分。頭は塩をふってグリルで炙る。中骨はあら出汁をとって茶漬けにした。

どれも味わい深くいただく。下手な釣りを始めて1年余り、ようやく我が釣果で食卓を飾ることができた記念すべき日となった。

かさご刺身、甘唐辛子ゴーヤ炒め、鶏肉となすのココナツ煮、あら汁に焼きおにぎり


2023.10.6 釣りに釣られた人間

これぞ秋という陽気になってきた。洗濯して買い物に出る。漁港の岸壁の足元を覗くと魚影が濃い。特に水面至るところにイワシの稚魚の群れが右に左に漂っている。

こうなると居ても立っても居られなくなってしまい、戻って竿を手に入江に出る。

釣りとは、一見人間が魚を釣るのを楽しむ行為のように思われるが、決してそうではない。

釣りに理性を失ってしまった人間が、なにか憑かれたかのように仕掛けを水中に振り込む行為なのだ。釣られているのは人間の方である。

小潮、満潮19時46分、南からの弱風、17時30分、いざ。

入江でジグヘッド1.5g、ワーム1.7in、ほとんど反応なし

岸壁に移動、水面に小イワシの群れがぴちゃぴちゃしていたので、試しにシンキングペンシルのルアーに変え、沖から引いてみるが反応無

隣の入江にさらに移動、ワームに戻して足元をねらうが、雑魚に先を齧られるばかり、最後にネンブツダイが釣れて19時30分終了。

釣果ネンブツダイ1

魚屋でメアジを買ってあるので、おかずには困らない。

めあじ刺身、オクラ納豆、トマトともずく酢の物、大根菜の焼きうどん


2023.10.7 釣りに釣られてpart2

連日の釣行、岬の反対側の小さな漁港の突堤へ、駐車場所やトイレ設備がないので、遠方からの釣り人はほぼ来ない。定員1名。

小潮、満潮19時44分、東風強め、15時30分、いざ。

いつものジグヘッド1.5g、ワーム1.7inでメバルあたりを狙ってみる。

と、2投目に突然これまで経験したことのない大きな当たり、リールが回らず根がかりかと思ったが、物体は横に走っている。

これは思って竿を立て直そうとした途端、針が外れてしまった。

「ばらし」というやつである。残念。その後同じところを探るが反応なし。

ほどなくして、イサキの子供が1匹掛かったが、その後ぱたりと反応なし。

潮の動きも悪いので、あまり期待はしてなかったが、1時間以上も沈黙。日が暮れかかり、まずめの一時にかける。キャストし、深呼吸、気持ち緩くワームを揺らす。

かかった、鯛だ。美しい。

20センチに届かないか

少し迷ったがリリースして17時10分終了。釣果 イサキ1、鯛1

そういえばこの7月に同じ場所で同じ仕掛けで小さな鯛を釣った。

3月経って同じ奴がまた掛かってくれたのだろうか?

ヘダイ刺身、もやしナムル、かぶ煮物、キャベツだけのお好み焼き





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