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○月✖️日献立帳 #15

2023.6.3  初釣行記

台風が連れてきた雨は昼になって漸く止んだ。外に出ると昨日の天候が嘘のような穏やかさ。3年ぶりの神輿が街を巡る。

台風のあとは魚の活性が上がっているのではと、久しぶりに釣りに出る。昨年の暮れの釣行でかなり悲惨に敗北を喫して以来、なかなか重い腰が上がらなかったが、半年ぶりに竿を握る。大潮、ほぼ無風、17時半満潮、漁港の細長い入江の口あたり、ふらりと始められる距離でいつも釣り人がいなくて落ち着いて下手な釣りができる、勝手にプライベート釣り場にしている場所、1gのジグヘッドにアジ用のワームを足下や少し沖に沈めては竿先を震わせながら巻き上げ魚の当たりを誘う。
満潮前の17時頃から2時間で結果はは8匹。しかも全部違う魚種で8目釣りを達成。

最初は15センチくらいのアナハゼ、去年も何回か同じ場所で釣れたやつだ。次にキタマクラ、これもお馴染み様で全然嬉しくない。まあ半年ぶりの釣り再開でこんなものだろう、いきなりボウズは免れただけでもありがたいとホッとにしてる間もなく、今度は本命のメバルがヒット!心の中でガッツポーズ。

20センチに足りないのでリリース

4種目は5センチくらいの小さなマハゼ、5種目はこれもまだ子供のクロイシモチと小物が続く。ここまででも既に昨年の自分の実力から比べれば出来過ぎもいいところなのだが、ここからクライマックスを迎える。
岸壁の足下で小物が連続したので沖に投げ引いてくる作戦に変更した途端、今日1番の重たい引き、6種目は20センチくらいのメゴチが掛かった!コチを釣るのは史上初。刺身か天ぷらでも出来そうなサイズであったが、針を外した勢いでそのまま海にご帰還された。
勢いに乗って同じ場所に投げると今度は子サバがかかる。唐揚げにいいくらい。
そして最後に掛かったのはキス、これも史上初。

今年初の釣行は幸先がいいというか、これで釣運を使い果たしてしまった気もする。とはいえ、いつもはネンブツダイとクサフグしか顔を見せないプライベート釣り場にこんなに多くの種類の魚にお出ましいただいたのが何より嬉しい。昼間のお神輿とお囃子のおかげで、釣りの神様が一瞬微笑んでくれたのかもしれない。

茹で枝豆、焼きナス、筍土佐煮、フエフキダイ刺身、胡麻汁の蕎麦

2023.6.4  いつもの実力

調子に乗ってまた釣りに出る。
17時から19時、今日も大潮、満潮は18時半。同じ場所で同じ仕掛け。昨日より海水が濁っている。水面には台風あとのゴミや藻が沖からかなり漂ってきていて、糸に絡まり釣りにくい。風も強め。
釣り始めしばらく当たりがなく、そのうちかすかに当たるがワームの先だけ齧られる事案が連続する。フグの仕業と思われる。
やはり、釣りの神様の微笑みはほんの一瞬、運は昨日で使い果たしてしまったようだ。2時間でネンブツダイ3尾にクロイシモチの子3尾という、改めて自分の実力の程を思い知る結果となった。

イサキとアジ刺身、モロヘイヤお浸し、スナップエンドウ胡麻和え、ご飯に味噌汁

2023.6.7  Blues in minnow

梅雨前線と台風が来る前にもう一度確かめておこうと同じ場所と仕掛けで釣り。中潮2日目、満潮20時半、南からの強めの風、潮も沖から湾奥へ動いている。
18時半から20時までやってみたが、仕掛けを巻き終わる足下あたりでネンブツダイが食いつく、フグらしき餌取りにワームの尻尾を千切られる、この2つのパターンの繰り返しであった。結果ネンブツダイ8匹で納竿也。昨年幾度となく経験した、我が雑魚釣り必殺の王道パターン、繰り返すターンアラウンド、12小節の同じコード進行を延々と奏でるブルースのような釣りを楽しむ。

甘長唐辛子の胡麻油炒め、インゲンの納豆和え、トコブシとツルムラサキのバター炒め、ご飯

2023.6.10  雨の合間に

洗濯と庭仕事、魚屋で鰹を丸一本買う。
捌いた柵をまずは炙ってたたきに。切り除いた中骨と血合肉に塩して、熱した胡麻油にたっぷりの青ネギとヤンニン醬で炒め、中華麺に乗せて炸醤麺に。

胡瓜とオカワカメの酢の物、茹で枝豆、セロリと人参の葉のきんぴら、鰹たたき、鰹血合肉と青ネギの和えそば

2023.6.11 梅雨ど真ん中

剪定した紫陽花の枝を部屋に飾る。

とうもろこしとインゲンのマスタード和え、鰹の血合とズッキーニトマト煮、鰹マリネ、メトイカ刺身、なすと人参の葉のかき揚げ、とうもろこしご飯

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