商材は得意分野一択!?仲介業者との兼ね合いも
こんにちは!
キッチンカーでは2トン車などよほど大きな車ではない限り、商材が限られてしまいます。というのも営業許可の話に繋がるのですが、殆どの自治体で飲食店の営業許可をとるには40リットルの給排水を車に積む必要があります。40リットルの給水と排水なので計80リットルです。サイズ感掴めないかもしれないですが、2リットルのペットボトル40本です。ホテルとかアパート設備されてる小型の冷蔵庫くらいと思ってもらえればいいと思います。
なかなかのサイズ感じゃないですか?さらに多品目になると80リットル以上のタンクが必要になるので、160リットルのタンク積んだ時点で軽バンなら他に何も乗らないですよ(笑)これは東京都の基準ですが、各自治体確認してみてください。およそ似たようなものだと思います。
というわけで商材は厳選しなければなりません。
私の場合マクロビレストランで働いていたこともあり、野菜をたくさん食べられるお弁当にしたかったので品目は野菜丼にしたかったのですが、野菜弁当は前例がないとのことで許可いただけませんでした。保健所としてはとにかく食中毒をださないようにと考えるので致し方なし、鶏丼にし、副菜で野菜をつけるならOKということになりました。
クレープ、たこ焼き、唐揚げなど誰が食べても美味しく召し上がれるものが並びます。私はいつもニッチな道を歩んできたのでこういった商品にはあまり惹かれませんでしたが、売れなければやる意味もないので人気のメニューを選びたくなる気持ちも分かります。そこでやはりキッチンカーをやる意味を再度考えキッチンカーに興味を持った原体験を大事にするといいのかなと思います。
ニッチな商品でもメジャーな商品でもメリットデメリットどちらもあります。まずメジャーな商品のメリットですが多くの人に認知されているので売れやすい選んでもらいやすいということにあります。
デメリットは、例えば都内のランチ街やオフィス街に出店する際、すでに多くの人気のメニューを抱えたトップランナーたちがその場所で出店しています。その方々と同じメニューで同じ場所に出展することは非常にハードルが高いです。
現場の仲介業者として、
ネオ屋台村、mellow、キッチンカーズジャパンなどが挙げられますが、ネオ屋台村、mellowさんの現場に入れてもらうのは上記の理由もあり、なかなかすんなりとはいきません。現場の話になってしまうので、この話はまた次回にします。
ニッチな商品のメリットとしては他のキッチンカーとの差別化ができるということです。デメリットとしては見慣れないものなので選んでもらいにくいということになるかと思います。
ただそこは現場選びや工夫次第でどうとでもなると思うので私はニッチだろうと自分が得意だと思える分野で勝負して欲しいと思います。具体的な工夫の仕方としては、商品名や看板で魅せるということが言えます。私の場合鶏肉にも国産の平屋飼いのお肉を使ったりとこだわりを持っていたのでそれを商品名に入れ込むなどしていました。
また商品の看板にこだわることで見たことのないものが、得体の知れないものではなく、好奇心をそそる美味しそうな食べてみたい商品に変えることができます。
ちなみに私は一貫して、ライフワークバランスを大事にキッチンカーをやるなら都内のオフィス街のランチではなく、地方のイベントがおすすめなのですがその理由もここに関わってきます。
このノートは都心ランチ街でたくさん売ってたくさん稼ぎたいという方には不向きかもしれません。10年前なら自分で現場を見つけてその仲介料をも稼ぎつつ自分達もそこでランチを出店するというスタイルで営業していけば、出店料もかからずかなりの稼ぎが見込めると思うのですが今のランチ街は私の体感では飽和状態です。
現場の仲介業者さんもまだまだ新しい現場を見つけてきてくれてはいるのですが、本当に人気の現場にしていくには時間もかかると思います。
というわけでライフワークバランス改め、落合陽一さん提唱する「ワーク”アズ”ライフ」に賛同し、得意なことを徹底的に仕事にして仕事をもはや生活として取り入れてしまいましょう!そのためにも地方でゆるゆるキッチンカーライフいかがですか?
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