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自作の現代短歌を自分で褒める~BL短歌異聞録~

こんばんは通りすがりの腐女子です今日も短歌を発表します(自己紹介短歌)
仕事が繁忙期なので己の心を癒すべく、今回もBL短歌を選りすぐってみました。相変わらず短歌とは名ばかりの性癖発表会です。はりきってどうぞ!


プレーン味


・脱がせても脱がせてもなお芯にまで辿り着けないキャベツとお前

掴みどころのない受けちゃんが気になってたまらない攻めくん視点ですね。峰不二子みたいなタイプなのかそれとも無口な不思議ちゃん系なのか、どっちでも美味しい。いや待てよ、単にめちゃくちゃ厚着なだけってのも可愛いな……無限に広がる大宇宙。


・うまいって君の口から聞きたいよ あまいあまいって何度も言うな

料理上手な攻めに美味いって言わせたくて不得手なお菓子作りにチャレンジする受けちゃん、かわいいね。攻めはお世辞でもいいから美味いって言ってやれよ。ちょっと玉子の殻入ってたりチョコの湯煎が甘かったぐらいでガタガタ言うな。私は言うけども。


・ウィスキーで俺の理性をカチ割ってぐっと飲み干せ醒めないうちに

素直になれないツンデレ受けが自ら据え膳になろうとするシチュエーション最高(早口) まあどうせこの攻めも鈍感なので、受けがしたたかに酔っぱらって三角コーン抱きながら道端で寝そべって終わりでしょうね。


・目覚ましもインターホンも凌駕する君の無言を反芻したい

甘酸っぱくて好きです。会話がなくても好きな子がそこにいるってだけ頭がいっぱいになっちゃう、そういう感じ。


・今日からの僕の恋人いいやつです。メロンを皮ごと食べるやつです。

消化に悪いからやめろ。どこの山で暮らしてたんだ。刃牙の登場人物か? もしや以前の記事のコロッケはやぶさ食い男と同一人物か?


・歯が抜ける夢を見たって泣く君をなだめるために煮込む人参

料理上手な攻めシリーズ。この攻めは珍しくちゃんとした攻めなので、しょぼんとしてる受けちゃんに「総入れ歯になってもかわいいよ」って言ってあげるし、根菜はどろどろになるまで煮込んであげます。他の短歌の攻め達も見習え。


・水筒に住めたらなってはにかんで黴菌みたいな夢語るやつ

急によく分からんこと言いだす電波くんと口が悪い常識人くん。攻め受けは決めてないです。すげーどうでもいい夢だなと思いつつも一応聞くだけは聞いてあげるんでしょう。仲良し。


・片手間の片手間に肌まさぐる手 惚れてなければ抓ってやるが

スマホいじりつつポテチ食いつつまさぐってくる。ポテチ食った手を拭かずに他所ん家のコントローラー触るタイプの輩。もはや生かしてはおけぬ。


・お前さあムカつくんだようるせえしソファーのファーが裏声だしさ

受け視点痴話喧嘩。かといって攻めがこの指摘を気にして普通にソファーって言うようになると、受けは急に物足りなさを感じてしまうのでしょう。最終的に「お前ポリシーってもんがないのか!」って逆ギレする。めんどくせえ受け、愛。


不穏味


・骨壺が手のひらにしっくりきたから俺へのプレゼントって見なした

まだ観てないけどマイ・ブロークン・マリコ的な感じですかね。でもこいつは骨壺盗むっていうより白昼堂々玄関から持って帰りそう。あんまりにも堂々としてるからしばらく誰も気づかないっていう。


・憐憫は罪 くちびるの冷たさで知らしめてやる こらしめてやる

空気で感じる系なので説明不要ッ!


・動かなくなっても指を握ってて。「おやすみなさい」 おやすみなさい。

ただ眠るだけとも、永遠の眠りともとれる雰囲気。シンプルで好きです。


・火柱が昇るのならば俺たちは氷みたいな色で灼けよう

お久しぶりの厨二系。何にせよ死ぬときは一緒だぜってやつです。楽しそうに笑いながら灼けるんだろうよ。


・惚れている人に死ぬまで尽くすため実家が太い女を探す

 2023年まだ上半期なのにもうクズオブザイヤーが決まっちゃったな! ワハハ! でもこういうタイプのやつは実家が太い女にもちゃんと優しく振舞うと思います。やましさがあればあるほど人は優しくなるものなので(断言)


今回は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございます。

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