こんにちは通りすがりの腐女子です今日も短歌を発表します（自己紹介短歌）
今回も私の性癖弁当であるBL短歌をかき集めてみました。欲望に忠実な腐女子なのでBL短歌回はいっそう力が入ります。脂汗出てきた。
それでは位置について～、よ～い、ドン！（大砲）

プレーン味

・龍頭っていうんだ格好いいねってはしゃいだ君に針を合わせて

淡い初恋のイメージです。大人になって高級な腕時計を買った時、思いだすのはあの日見た幼い笑顔なんでしょう。そのうちどこかで運命の再会を果たすも良し、一生相まみえることもないまま終わるも良し。『十年ぶりの再会を果たした初恋の彼は、人が変わったかのように荒れ果てていた……止まらない暴力、酒、女、彼の身に一体何が！？』とかネット漫画の客寄せ広告みたいな展開はやめていただきたいものですね。

・一生に一度でいいから見てみたい攻めを投網で捕まえる受け

シンプルにめちゃくちゃ見てみたいです。バラエティ番組みてえな絵面のBL。攻めが何をやらかしたのかは知りませんが、受けがやむなく投網での捕獲を決意＆訓練するまでの流れもドキュメンタリーとして観たい。作れ！N〇K（およげ！たいやきくん）

・「飯食いに行こうぜ、お前何が好き？」「君が好きです」「やめろ、かじるな」

シンプルでいいっすね。どっちが攻めでも受けでもかわいい。一生じゃれ合ってておくれ。

・いちばんに愛してくれる君からの宿題として整える爪

ちょっとエロい枠。攻めも受けも爪のお手入れはしっかりしてて欲しいですね。そういうとこちゃんとしてる野郎たちは幸せになれます。脱いだ靴下を顔面に投げつけ合って「クサッ！」「お前の方がクサい！」ってはしゃいでるようなやつらも幸せになれます。つまりみんなハッピーってこと、わかった？（圧）

・スマホよりタブレットより賢くて気が利く俺を撫でくりまわせ

電子機器にヤキモチ妬く受け、かわいいね！　「職場の先輩にオススメされたから」という理由で、流行りの漫画の要素を全部ごちゃ混ぜにしたキメラ的な縦スクロール漫画を大真面目にちゃんと一ページずつ読む攻めに、構って欲しいあまり横で一枚ずつ服を脱ぎだす受け。本来なら「エッチな展開にならないはずもなく……！？」というテロップが入るところですが、基本的にギャグ時空なので受けが全裸になっても攻めは漫画読みっぱなしです。
受け「もう脱ぐもん皮膚しかない（鬼激怒）（顔面パンチ）」
攻め「ごめんて（顔面ドーナツ）」

・一生のお願い使い倒したし「次はねえぞ」も百回聞いた

次ありまくり。攻めでも受けでもろくな人間じゃねえ。でもこういうやつほどモテるんだろうな～。理不尽に振り回されるのが好きって層も世の中にはいるらしいので。

・ポケットに導かれる気満々でこれ見よがしにすり合わせる手

文句なしにかわいい受け。攻めのことちらちら見ながらの健気なアピール、かわいいですね～。しかし食欲＞ロマンスで生きる攻めは「肉まん買って来た～！　これであったかくなるな！」と受けのおててに半分こした肉まんをぽんと置くのであった。受けが「これじゃない（プンプン）でもうれしい（プンプン）」と複雑なしかめっ面で肉まんを食べてるのを見て頭にハテナ浮かべる攻め。
攻め「まだ寒いのかな？　『新発売！　良くて失禁悪くて脱糞ノストラダムス印のアポカリプス激辛酸辣湯まん』の方が良かったかな……」
受け「そうじゃない（プンプン）失禁も脱糞もしてたまるか（プンプン）」

・ダイレクトマーケティングの一環でお前の家に行くぞ全裸で

自己主張が（下半身的な意味でも）強い受け。斜め上に押しが強い受け大好きです。チワワみたいに震えてドア前に家具でバリケード張る攻めに、痺れを切らして窓から突入しようとするも遠くからパトカーのサイレンが……後半へ続く（続かない）　言うまでもないですが全裸徘徊と家宅侵入は犯罪なのでやめておきましょう。好きな人へのダイマはバッチリおめかししてその辺のカフェとかでやりましょう。

・きみと乗るスクーターってよそいきだ荷台に花を積んでるようで

キラキラの天使みたいな受けちゃんと平凡な攻めくんのピュアなアオハルですね。海でも山でも宇宙でも行っておいでよ。君たちは自由だ。一応補足しておくとスクーターはサイズによってはタンデムが可能ですが、その場合見た目的に結構ゴツい機体です（もうほとんどバイク）　法律を守ってすこやかなタンデムを！

・もし明日世界が終わるとしてもだな薬は決まった時間に飲めよ

攻めの健康が心配でたまらない受け。おっさんに差し掛かりながらも健気で甲斐甲斐しい受け、サバンナの紫外線ばりに強烈なかわいさ。攻めがちょっと熱出しただけで病院についてって「お願いじまずぅ！　なんどが助げてやってぐだざいぃ！」っておいおい大号泣する受け。当アカウントはド迷惑かわいい受けを応援しています。

不穏味

・盃を交わすみたいにかっ食らう同じ地獄の釜の飯をば

ただならぬ感じのBL、そういうのも大好きです。生きてるうちはおちおち寄り添い合ってられないけど、死んだら絶対同じとこへ行くって確信してる男二人。死ななきゃ一緒に飯も食えないような、そんなBL。

・心中か誕生日かと問われればちょっと心中寄りのご馳走

普段あんまりキッチンに立たない受けが妙にはりきって攻めの大好物を山盛り作って、そのうえ寿司の出前まで取ってくれたから一抹の不安が拭えない攻め。でも結局心中じゃなかったのでご安心ください。なお受け氏は「攻めがどうしてもって言うなら……」とやぶさかではない様子。ま、一抹の不安が幸せの味を引き立てるスパイスになるからね（そうか？）

・えっお前、俺のこと刺そうとしてた？　やっぱ俺たち相性いいな！

ポジティブも一線越えたら病気だよ（川柳）　こういうのに好かれたら一生苦労しそうですね。そのうち何か人道に大きく反したことをやらかしそうなので、何らかの罪をでっちあげてでもムショにブチ込んで欲しい。

今回は以上です。まったく世のため人のためになる気がない趣味一億パーセントの記事ですが、楽しんでいただけていたら幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。またね～！