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成長、学び、上達の説明、型の説明整理

あらゆる分野や物事を興味関心に応じて、人は学び成長する。知識的なモノでも、運動的なモノでも、芸術的なモノでも、どんなものでもアリだ。さて、この年になるまで、その成長の仕方、学び方を、ろくに満足に知らず意識してこなかったので、随分遠回りした気がする。他の人は皆、知っているのだろうか。それとも皆も知らないのだろうか。


野球で例えると

型=野球(スポーツ)に取り組む姿勢の話

学びに必要な3要素=野球(物事)が上手くなるための3条件

学びと技=小手先の○○しなさいに囚われないための心構え

智=野球(物事)自体の構造、野球の分析解説




成長や学び、上達とは

1、原理原則を知る

2、型を作る、フォームを作り徹底的に守る。

3、同じフォームで経験して繰り返して、発見を得る(ある変数に気づく)

4、例外的な条件を知ったり、原理原則を真に理解する。更新する。

5、フォームを、原理原則にならい自分に合ったアレンジをする。無駄な拘りやしがらみを再発見し離れ、自由自在になる。

6、3以降の繰り返し。



こういうときはこうするべき、こうあるべき、こうなればこうなる等の、ある条件や状況における絶対解が原理原則である。敵が倒せないなら、レベルを上げればいい。敵を倒せないなら、今より強い武器を装備しよう。大なり小なり様々な原理原則が溢れている。原理原則は普遍的には正しいが、その時々や見落としている前提条件によっては、全く的はすれになったり、もっと的確や効果的な細かな原理原則がまた無数に広がってもいる。

次が型を作るで、自分にしっくりきたものでも、人に言われたアドバイスでも、ある人の動き方でも、変に疑ったり効果ない意味ないと自分勝手に切り捨てずに、とにかくこれと決めてそれを繰り返すことだ。

繰り返す中で、失敗と成功の蓄積から、その型の意味を悟り、それが新しい原理原則や見えてなかった前提条件や条件等、原理原則の深い理解につながる。後はこの繰り返しだ。

古典芸能でいうところの守破離の話だ。しかしこれこそが、どんなもの事でも本当に上達していくための心構えだと今更ながら気づいた。





成長や学びや上達におけるよくある誤り

・原理原則の説明が不十分

世の中に原理原則の説明が非常に少ない気がする。世の中に技は溢れている。丸々しなさい。丸々すればいいという類いだ。しかし、それをそのまま真似ても50点にしかならないのに、その技を型(お手本)にする。そして、失敗を重ねてようやくその先にある原理原則を発見する。無駄だ。最初から原理原則を伝えればいいのに。原理原則を理解しやすいような技の教え方をすればいいのに。


・原理原則への探究心が不十分

言われた通りやってます。まぁそれでそこそこで、これでいいですというパターン。50点で満足しているパターン。その人にとってはそもそも興味関心がない分野かもしれない。


・強い探求心に応えてあげられない指導者の力量不足

原理原則への探究心が強すぎると、それをするのはなぜですか?と質問攻めになってしまい、また、それに指導者が応えられないとその次の型のステップに上手く進めない。そこで立ち止まってしまう場合もある。指導者(師匠、バイブル)に恵まれなかったケース


・型やフォームを作れない

言われたことを素直にその通り”そっくり”真似てみる。真似てみようとする。これができるのも一つの気質性質だ。原理原則への探究心が強すぎると、素直に真似できなかったりする。後は飽きっぽかったり、型を意識しないでいると、ついついなんとなくでやってしまう。


・型やフォームを繰り返せない

1回失敗したからすぐにあれこれ変えて本当は何が悪かったのかわからないままあくせくしてしまうケースもある。1度の失敗でしょげて次はやらなくなってしまう等。





学びに必要な3要素

そうして姿勢を作れたら、後はその姿勢のままより早くより遠くに行くために必要な条件(道具)をそろえる。これまでも何度か書いているが、次の3つのうち2つ以上あれば、その人は学び上達できる。

・動機、意欲

・お手本、参考教材、アドバイス

・経験や体験


とりあえず1万回シュートしてみた動画みたいなのは、1と3が強くて。アルバイトのマニュアルで上達みたいなものは、2と3の要素が強い。3つ全部揃っていれば早く上達する。





学びや成長と技(小手先の○○すればいい)

の記事で詳しく触れている。お手本やこれをしなさい!!をそのまま真似ても目に見えて効果がでるわけではない。お手本をとりあえずの型として、素直に真似てみることで、失敗と成功の経験が蓄積されて、そこでお手本に隠された条件や原理原則を知るという流れを経るので、つまりは経験や体験の数と自分の気づきが重要になる。小手先の○○すればいいは、真似しやすいので、すぐ陳腐化する(周りと差がつかない)ので、尚更、ただ真似てもしょうがない。




学びという智の道すじ、ロードマップ

一番の目的である、原理原則を見つけるとはなにかどういうことか。小手先のうわっつらではなくて、深いところへ潜っていくとはどういうことかについて書いた記事だ。その物事について習熟するための3つの要素、視点、論理力、思考法について触れた。この辺を意識すれば、原理原則に気づきやすくなると思う。





一番効果的、効率的な学び方

とまぁ、色々書いたけれどもシンプルにこういうやり方がいいという方法がある。これまでの原理原則を踏まえれば、一番効果的に効率的に学びたいと思ったら、原理原則を素早く理解する事なのだから、原理原則を知る人にその都度、原理原則を即座に教えてもらうこと。つまり、師匠やコーチに付きっきりや、適時確認してもらい、指導を受けられることが一番だ。ユーチューブとかでもサロン?みたいな個人指導している人がいるのもうなづける。

原理原則を色々質問して理解しやすい(自分で考え発見することに拘らずに早くなる)。お手本や型からずれているぞ!自分の手癖でやってるぞ!と指摘されるのもわかりやすい。本や何かで得た技的な知識だと、失敗と成功を蓄積して、そこから発見するのだが、失敗と成功が十分蓄積されるまえに、そのやり方だとこうなっちゃうよと即座に、経験の蓄積がすすみやすい。各条件やら原理原則をその都度、手早く丁寧に聞ける。

自分のレベルに合った、より深く原理原則を知っていて、わかりやすく(原理原則の理解をしやすいように)教えてくれる人に師事することが最適だ。





最後に

全てを凝縮して学びや成長、上達についてまとめると、最後は集中という一言に辿り着くように思う。集中できているかで、自分にとって興味関心がある分野なのかがわかるし。集中している方が、興奮や満足感や成果という達成感を得られ、道中も後も、充実する。よりためになる。より早く遠くへ行ける。

より集中できる内容ややり方は何があるか。何があったのか。

今日自分がいつもより集中できたのはなぜか。

毎回、その都度、こういう集中への分析や自己理解、自省を行えば、自分にとってのより精度の高い集中へとむかっていくだろう。(自分なりの様々な条件や事柄やら人生のテーマやらを知ることができる。)

というわけで長くなった?ような気がするが、成長や学びや上達についての話。この年になってようやく気づけた、なんで誰も人生を歩むためのこういう歩き方を教えてくれなかったんだろう・・・と思う話。いや、みんな既知すぎて、自分だけ知らなかった類の話なんだろうか・・・。

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