見出し画像

少子化対策その3完結 子育て学資保険機構(仮)

3部作でまとまることが多い・・・。ここ数日は少子化対策について触れることが多くて、その関連の記事を2つ挙げました、せっかくだし、最後の解決策まで書いて完結させようと思います。


その1 少子化対策ということの本質を見つめなおす記事


その2 子供と大変さについて見つめなおす記事




解決策を説明する前の、背景整理

少子化の原因の1つは、子供を消費財、その中でも浪費財としてみてしまうことにあります。そろばん勘定したり、贅沢品と同じ扱いにしたり、面倒だからと敬遠してしまうことにあります。

原因の二つ目は、消費財として当たり前に産み、育てようとしているが、お金で諦めてしまう、産み控えてしまう層や、子育て費用で困窮している層がいることです。子供で苦労している人をみたら、自分はああはなりたくないってマイナスイメージになりますからね。

ただし、前者は、夏休みに家でダラダラする子供をなんとかその気にさせるようなものです。手助けしても結局はうまく行かないと思います。もっと長いスパンで面倒だからを理由に動かない精神を変えていかないとです。教育の分野ですね。つまり、後者の人を完全に救うことこそが、まずの少子化対策の理念であり目指す姿だと思います。





子育て学資保険機構(仮)の骨子

簡潔に言えば、子供が成人するまでの費用は、子育て世代のみんなで貯めておいて払おうぜってだけです。

自動車保険と一緒です。車でもし事故を起こして、大変なことになったらどうしよう…といってみんなで車にのらない乗れないのは、馬鹿らしいですよね。子供を不安やリスクにおびえて控えるのは馬鹿らしいです。

もし子育てで金銭的に苦労するような事態に子育て世代の誰かが遭遇しても良いように、子育て世代のみんなでお金をプールして貯めて、社会情勢の変化や事故やら何やらで給与が減っても、子供が成人するまでの費用は、申請すれば保険がおりて絶対に!!困らない

もし本当に困ったら絶対助けるから、勇気をだしてやってみな!!って理念です。子育てで子供に接する姿勢と一緒です。なんてもかんでも楽にするんじゃなくて、失敗しても良いからやれるところまで頑張りな、駄目ならいつでも助けるからさです。

明日はわが身というか。自分の子供が医者になりたいといって、俺の稼ぎじゃ進学や留学は無理だと断る未来は嫌ですよね。出産したときに、まさかシングルマザーになるとは、誰も思っていないわけで。誰の子供がどういう才能とお金と環境を必要とするのかわからないなら、子育て世代のみんなでそれをリスクヘッジしませんか。





具体案

財源

子供がいる世帯で、子供がうまれたときから子供一人辺り月5000円負担とか。

三本の柱

1、困ったら、成人までは衣食住学費の確実負担
2、天才性の発掘、発揮 (一定ラインを越える成績などを有し、かつ、その発展には自己負担で賄えない費用がかかる場合の補助)
3、子供による過失での損害損失補填


高校生までは家から通う層が多いでしょうし、大学での一人暮らし大学費用とかその辺でかなりお金が変わってくると思います。なので、大学の費用制度改革や進学率やら就職方法とあわせて見直せば、この3本の柱で、社会は問題なく、子供を育て増やす環境として機能すると思います。細かい数字計算は苦手なので、本職にお任せします。





詐欺と腐敗

この手の補助金制度には、詐欺がつきものです。

詐欺業者による架空請求(やってないのにやった請求)や、水増し見積もり請求等の詐欺が、考えられます。とはいえ、いくらでも作れるダミー会社と違い、戸籍で本人確認できることなので、そこまでの大がかりな詐欺はないかと思います。また学費も学校法人等の大きな組織に払うわけで、これも特定しやすく大がかりな詐欺には発展しないと思います。習い事回りの中小企業系で、天才発掘投資の少額詐欺が、横行しそうなので、この辺は要対策ですね。

そして腐敗もつきものです。

自己負担では少し足りない足りなくなってしまう部分だけを、皆でそのリスクを分散しようのはずが、腐敗した人はこう考えます。払う金がないって言えば実質子供にはらうお金いらないなら、子供にだすお金や貯金なんて最初からしないで、外車にのったり旅行して、子供費用は全部保険に見てもらおうぜとか贅沢するやからとか。

あるいは、もっと悪質に海外資産や暗号資産やら、トンネル取引やらで、その申請をするときだけお金を持っていないふりをして、金をせしめてから、お金をもとに戻すみたいなことをやる腐敗も発生しそうです。

理論的や技術的にはこれらはいくらでも対策できますが、手続きの煩雑さと事務コスト増加が無駄なので、この辺もアナログとデジタルのいいアンパイで、簡単に申請できない、不正できない制度設計にしたいですね。同じクラスの半分以上の署名とか?この辺の塩梅も本職にお任せします。





終わりに

本題と逸れるので、あまり触れませんでしたが大学費用が高すぎる上に、大学費用がその費用の価値に見合っていないこと、大卒で一律同時期全体就職という構造で、大卒が当たり前にされていること。これも少子化に関わる大きな問題だと思います。どんなに子育ての価値を感じても、コストが高すぎたらそりゃ敬遠する人もでてきます。教育はそこで得た高度な知識で何かを成しえたり、人生を豊かにする”手段”なのだから、その結果に見合っていない価値費用なら、構造を見直すべきです。

・行政指導などで大学のコストや学費に水増し無駄がないか精査
・寄宿舎(学生寮)という集合住宅を設置して住居費の低下、空いてる部屋は社会保障として、生活困窮者にも貸し出せるとか。(毎年学生が来るのはわかっているんだから、民間の投資用ワンルームとかの大家にお金をおとさないでいいじゃんという話。)
・ある意味、就職のための機関なのだから、大学1年次から就職活動?や企業体験をできるようにして、これときまったりはまるものがあれば、いつでも中退できる。(半分学生半分社会人みたいな状態が、大学生の本分とするように変える)中退を悪いイメージから変える。

最後に、あまり関係ないかもしれませんが、結婚や子育てに悩んで踏ん切り着かない人は、もう15年前か!?エンジェルビートのアニメの第10話?だかその辺のワンシーンをみることをお勧めします。俺が結婚してやんよ!!絶対絶対幸せにしてやんよ!!絶対っていったら絶対だよ!!な名シーンですよ。

見栄をはったり、格好つけるわけじゃなくて、自分の覚悟を盛大に熱く宣言する。で相手がつい笑ってOKしてしまう。子育てのスタートなんて、それで十分な気がします。そして、もし困ったら助けるからさ で。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?