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ただただ躾に悩む。自己肯定感と甘やかしと躾と許容の境界線。

1歳6か月となって弱イヤイヤ期に入ってきた娘。自我が芽生え一人の人間として成長していく様に感動と喜びと面白さを感じるばかり。

しかし、そういう行動の中には、親としてしてほしくないこと、ちょっとずつですが良いことと悪いことについて教えたい!教えねば!と思う時が出てきました。けれども、親のダメ!⇒イヤイヤ!(なぜ止めるんだ!)となりそうな展開もあり、またまだ言ってもわからないよなぁ・・・ともなり、タイトルの件を考えさせられました。整理のために色々と書きます。




躾に悩む構図

放置・許容=いってもまだうまくわからないだろう 

言い方に気をつけても、マイナスのイメージばかり伝えて萎縮させるだけになりそう。今はまだ早いかもと思う心理。

わがまま・甘やかし?=自己肯定感の蔓延。

やりたいことはやらせるべき、大人が困ることも、子供の好奇心や経験になるという雰囲気。子供のしたいようにさせるべき!という心理。

どこまで言うべきか、どう言うべきか、いつから言うべきかで親は必ず悩むはずです。もし、悩まないとしたら、それは親がそのときの気分や自分の感覚に子供を押しはめているからか、躾を軽視放棄しているからで、子供を一人の人間として見ていないので、好ましくないと思う。

自己肯定感なのか、甘やかしなのか、まだまだ放置(許容)なのか、じゃあどうするのか?その境界に皆迷い躾をしていくのだと思います。




躾の定義、躾とは

その人が属する社会集団における、暗黙ながら共有されている様式美、形式美のこと。これを欠くと、社会生活において、教養や常識、礼節や思いやりがないとみなされる。距離を置かれてしまう。我が子には幸せになって欲しいと願うので、適切な躾をして、社会生活(社会での振る舞いや人間関係の振る舞い等)の基本ルールを身に着け、順風満帆に過ごしてほしいと思う。




躾の難しさは、本当は行為の尊厳と親との関係性変化不安にある。

躾の難しさには、実はイージーとハードの二種類がある。育児書やネットに溢れている情報は、ほとんどはイージーへの対処法で、ハード問題への理解対処が本当は難しい。イージーとは、汚れや散らかし、破壊や清潔安心安全に属するもので、やりたいだけやらせたり、隠したり、安心なものに置き換える(柔らかいボール等)こと、他のことに気をそらすことで解決できる。一方で、ハードとはその行為の尊厳と親との関係性変化に関わることである。


◆イージー領域(本やネットの受け売り)

・生命安全に関する事は、ダメと強くしっかり言いましょう。目を見つめて表情からもメッセージを送りましょう。⇒ 起きる状況が限定的だし、絶対にダメなことなので躾しやすい。

・親にしてみれば呆れることでも、子供にとっては実験や試みの真っ最中。できるだけやりたいようにやらせてみせましょう。⇒ 散らかす、親の大事なものを投げる等々、全部OKと受け入れたり。隠しておくこともできる。

・感情的に怒らないようにしましょう。⇒ 子供のすることに途方に暮れることはあっても、怒りが起きることは一度もない。

・親の背中を見て、親の真似をすることが子供は大好きです。させたいこと学ばせたい事、身に着けてほしいことは親が率先してやりましょう。(二重基準の禁止)⇒ スマホばかりいじるなと、スマホばかりいじってる大人が言っても無意味無駄。



◆ハード領域

行為の尊厳。その行いそのものの善悪判断。人を叩く等分かりやすい悪に始まり、残さず食べるとか、ほしいものだけ食べないとか、思い通りにならなくてもわめかない!とかテーブルにあがってはいけない等々。

親との関係性変化不安。親が指摘したり干渉して止めさせることで、親の顔色を伺うようになり自主性なくなるのではという不安と、反対に、やめさせないことで、世の中は自分の思い通りになるとワガママにひとのことを思えない子になるのではないかという両端の不安のこと。


・しつける=制止するという行為で、子供の不信感ややりたい心や、その行為への苦手嫌悪の強化がおきて、悪循環、逆効果にならないのか。

・しちゃだめだよ!と言われても、イヤイヤ泣き泣きしていれば、なんだかんだなし崩しにそれをし続けても許されるなら、親の言うことを軽視するようになってしまう、約束やダメは守らなくてもなんとかなるというメッセージになってしまう。毅然とした態度をとるのか?最初から今はまだ言わないでおくと許容すべきなのか?

・好きなようにやらせるとはいっても、ずっーーと治らない小迷惑、たまに噛むとか、お茶を口からだらんとこぼすとか、そういうのは、どうしつける=制止したらよいのか。親がなにかしらの反応をみせるから、面白がってそれをし続ける強化する要因にならないのだろうか。自然といつか治るのか。


子供が躾を十分に理解できるのかという受け取り側の要素が大きく関わってくるのがハード問題であり、親が頭を抱える問題だと思う。しかし、裏を返せば、子供の理解力に応じて難易度の高い躾を行っていけば良いのではないだろうか。健康のために好き嫌いしないようにしよう!が伝わらないと思うなら、今はまだその時期ではないのだろう。




子供の理解力

0歳何か月の子供が躾に該当する行動はそう起こさないだろうけれど、ある行為に対して危ない!!とか、ここは危険だよと繰り返せば、子供もある程度は自主学習も踏まえながら学ぶだろう。また親の背中を見て学んでいるので、親が様々なお手本を見せる時期だろう。

1歳3か月だった娘は、私が食後すぐに食器を片付けるところを見ていたらしく、食後はすぐにみんなの食器をお盆に移そうと躍起になる・・・。

ある研究成果によると、1~2歳でも善い人悪い人(物語上の善悪)の判断はつくらしい。3歳ごろになってようやく、社会性に必要な自己と他者の区別関わりや客観視を身に着け、自分の意志よりも、こういう時こういう状況で○○をしなければいけないと判断我慢を身に着ける。なので、本格的な(ハード問題の)躾は3歳ごろからだといえる。




躾を始める時期のガイドライン作り

3歳になる前、あるいは3歳以後でも、子供の理解力は様々だし、理解させたい躾も多岐に渡り、ケースバイケースなのはいうまでもない。子供の理解力とそれに応じた躾の度合いレベル目安の制定が必要になる。具体的には下記の通り。詳細は省略。専門家ではないので。また経験値不足なので。

0歳から一歳。自分で動きだす→安全危険

一歳過ぎから一歳半頃?両親や保育者の反応を楽しむ→イタズラ行為、愛情欲求。

一歳半年から三歳頃?自分で試さないと自分の型でないと嫌なイヤイヤ、自我期。→?

二歳過ぎから、周囲の子供同士のふれあい期・他者との関わり関連

二歳過ぎから、家の外(社会)での振る舞いに関するマナー期

三歳頃から、家のなかでの振る舞いの躾やルールの精度向上期。



おわりに

整理してみて、まだまだ一歳半年だし徐々にでいいかと安心しました。正解かはわからないけれど納得はできた。また、ハード問題もやりはじめる時期の判断が難しいだけで、解決対応策はイージーと同一だろう。

目を見て、しっかりダメだと伝えること。あなたを大好きだけど、それはダメ嫌と伝えること。

やってダメと繰り返すだけじゃなくて、やってほしいことを伝えること。こうしたかったんだねとか、こうしようねと答えを伝えること。気持ちを代弁したり昇華させてあげること。

アイメッセージ。私はこう思ったよとか、丸々されるとパパはこう思うよ。やめてほしいな等、私が思う感じるという伝え方をすること。

一度決めたら絶対ダメを貫くこと。妥協すると結局それはないものや誤魔化せば何とかなるものになってしまって、上手く伝わらない。



余談として、つい先日、水族館で威圧的に怒る父親を見て、ないわーと思いました。感情的に嫌だったりキツイ言い方をした方が、そりゃ相手はいうことを聞きますよ。怖いですもん、ビビりますよ。でも、それって体が大きいからとか、お金を持ってるからとか、相手より立場が強いから相手が従っているだけで、躾ではなくて俺がボスの時はこのるーるでやろうぜってだけで本当のメッセージは伝わらないと思いました。晩年にボス交代したらやり返されますよ笑 躾は人それぞれですから、とやかくいうきはないですが、そんなことを思いながら、もったいないだろ!といったのを見て、自分はあぁいわないで、違う言い方をしそうとかも思いました。

躾も自分の有り様をお手本として子供にみせることでしかなく、お金とかに価値を見出だせずに、自由気質で平和気質な感じは、絶対隠そうとしても、子供に伝わるわ…と思いました。

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