久しぶりの雨らしい雨で
今朝はその雨音を浴びていて
雨音が身体を通り抜けるかのようで
そのうち雨音の振動だけになり
心地よさいっぱいになる

雨が降ると
何だか余計な音が入ってこないようで
雨の音はしてるのに　静か　に感じる

これが山の中とか自然が多い中だと
もっと強く感じるのだろうけど
街中でも街中なりの静けさが感じられる

結構しっかり降っていたから
濡れてもいい格好で週末買い出しに出掛け
ちょっとだけ遠回りして散歩して
植物たちは潤って元気そうだなあ～とか
思って喜んでみたりして

雨粒は本当に綺麗で
どこを見てもキラキラしてて

‥‥‥‥‥‥‥

近所の藤の花が咲いてるのを見つけて
もう咲いてるの？　と驚いて
思い立って亀戸天神へ

ここは藤の花が沢山あって
以前一度だけ満開の時に来たことがある

満開にはちょっと早かったけれど
開き始めている藤の花はとても綺麗で

スカイツリー🗼も近いからドーン

行く途中スカイツリーの近くを通って
久しぶりに間近で見たけれど
やっぱりデカイわ(笑)

あたりいっぱい藤の花の香りがして

これだけ沢山の藤の花なのに
樹木の本数は少なくて

こんな樹が大棚に2～3本くらいで
後は枝が伸び広がっていて
今まであまり気にしてなかったから
改めて見て　すごいなあ～　と感心して

いままで手入れして
保存してきてくれた方々がいるわけで

江戸時代くらいかららしいので
その間受け継がれてきた藤の花たちを
いま　観れるというありがたさ

もしかしたら知らない祖先の誰かも
観たかもしれないという不思議さ

ここには弁財天さんもいらして

お堂の龍さんがオチャメさんだった

にしても
やっぱり咲くの早いよね

桜もツツジもみーんな早く咲き始めていて
季節が前倒しになっているかのよう

でもそれは
だいたいこれくらいの時期に咲きますよ
っていう今までの統計からの目安
みたいなものだから

植物たちが
みんな早く咲き始めたのならば
それが今のタイミングなんだろ

かれらは自然の法則で生きてるのだから

そのうち開花に
「例年に比べ」という言葉は
使えなくなるかもしれないね

今まで通り　ではなくなるかもしれないけれど
植物はじめ自然は
ちゃんと　いま　を教えてくれるから

何月は何が咲いてーとかいうのを
頭から取っ払っちゃって

いま　のまわりをキャッチしていれば
自然たちの姿や流れで
それこそ
吹き抜ける風の感覚で

その時のタイミングを
教えてくれる

そのくらいの感覚を
ニンゲンはちゃんと元々持っている

使ってなかったから
忘れちゃってるだけ

色んなものが速くなってきているから
時間　という概念も変わって来るだろうし
瞬く間に　さまざまが通り過ぎていく

もう

いま　に居ないと
どんどん　いま　を見逃して

気がついたらそれらは
過去　になっているから

いま　に居なかった　あの時　は
何をしてたかなんて忘れちゃう

だってその時は
いま　に居ない　かつて　に
行っていたんだもの

いま　に居ない　あの時もその時も
記憶からは消えちゃうよね

雨音も
藤の花の香りも

いま　しか感じられない

幸せな贈り物