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蘇る記憶

昔好きだったバンドの曲が流れていた。
懐かしいと思った。


バンドが好きで、ライブにしょっちゅう行っていた。
あの頃は、リュックにラバーバンドをじゃらじゃら付けて、バンドのTシャツを着ていた。ヴィレッジヴァンガードも大好きでよく行っていた。

いわゆる”ライブキッズ”というものであった。


関西に遠征に行くこともあったし、武道館公演の設営のバイトが終わった後にそのまま公演に行くこともあった。
あのバナー取り付けたなとか、ステージも組んだなとか。
何とも言えない良い気分になったのを覚えている。
本当に楽しかったんだと思う。


年齢を重ねていくうちに趣味とか嗜好とかが変わっていくのを感じる。
音楽の趣味もそうだ。邦楽はほとんど興味がなくなってしまった。
飽きてしまったのか、満足したのかよくわからない。
ライブに行くのもいつの日からかやめてしまった。
音楽フェスに行って暴れていたこともあったし、ダイバーの足が鼻に直撃して鼻を骨折したこともあった。鼻がパンパンになった。

鼻の骨折は治療が痛い。
他にけがをしたことがないので比べようがないんだけど、鼻だけは守ろうと思う。

鼻に麻酔をして、軟骨を元の位置まで戻すために棒を突っ込むんだけど麻酔をしているのに痛みを感じる。
終わったあとは鼻がパンパンになって、謎の液体が垂れてくるのでその都度拭かないといけない。
それと、呼吸がし辛くなるから寝つきが悪くなって辛かった。
けがはもうしたくないと思った。

鼻の話をしたかったわけじゃない。
楽しんでやったことは記憶に残り続ける。多分、死ぬまで覚えているんじゃないかということを言いたかった。
やりたいと思ったときに行動することをお勧めします。







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