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マネジメントの失敗

こんにちは! キティです。
こんな人です。

「上司と部下」という関係で上司に立つと、不遜になる人がいます。

残念ながら事実でして、Twitterのビジネス大喜利についたレスを見ると「やっぱそういう人は多いんだよなー」と思ってしまいます。

大喜利:どちらの部下を高く評価しますか?

こんな大喜利でした。納期と完成度のどちらかが突出していること、よくありますよね。イメージしやすいこともあり盛り上がっていました。

代表的な解答例はこんな感じ。

Aですね。
任せた以上は納期までの時間の使い方も任せるので、出来が良い方が評価は高いです。
Bは相談ベースで進めるなら良く感じそうですが、質が低い点は能力に疑問符がつきます。

マネジメント側の考え方により評価が変わる可能性を示唆する良い質問ですね!
絶対にB

どこか修正していく必要はでてきますし、
その余裕があったほうがいいです。

Aは10割ですが、Bなら時間的余裕もあり、10割以上(期待以上)の可能性もあります。

マーク・ザッカーバーグ
"完璧を目指すよりまず終わらせろ"
身も蓋もないけど、どちらも状況によりますね
Aは「依頼側の要求を100%満たしている」という意味ならいいですが、「受託側が10割の質だと思っているもの」なら手戻りのリスクが高い
Bは一次チェックとしての提出なら良いですが、完成品として6割のものを提出しているなら論外ですね

A派、B派、明言しない派をリプ上位から引用しました。

これらを読んで思ったことはAかBかではなく、マネジメントの責任は?でした。

期待以下はマネジメントの失敗

これ、上司と部下って書いてありますが、「仕事を指示する人と受ける人」ならマネージャーとプレイヤーなわけです。

マネージャーなら納期はもちろん、成果物も定義していなければいけません。仮にプレイヤーとの認識相違があったとすれば、6割の仕事となったのはマネージャーの責任であり、マネジメントの失敗です。

ましてや10割以上を期待するってのはダメです。そりゃあ嬉しいですけど、定義以上の成果を言外に期待してはマネジメントではありません。大和田常務じゃないんですから、あなたの手柄にもなりません。

「上司」「マネージャー」の役割を勘違いしている

マネージャーの役割は、納期内に10割の仕事を達成することです。その手段として、プレイヤーのマネジメントがあります。

実務はプレイヤーの役割で、その資質には個人差があります。10割が達成できないとき、個人差は理由になりません。プレイヤーごとの資質を把握して、10割が達成できるように業務を分配することが必要です。

それには、成果物の定義付けは最低限やっていなければなりません。成果が定義されていないと、誰々の資質に合う、と言い切れませんからね。

もし10割の仕事が達成できなければマネージャーとして評価されるべきではないですし、Bの6割はそこにまったく関係しません。Bの6割を10割までブラッシュアップさせなかったマネージャーの責任です。

またAが納期ギリギリであろうと、納期を守っているなら何も言ってはいけません。

そして評価。そもそも評価は会社がするもので、マネージャーはいち従業員にすぎません。被評価者を近くで見ているので、会社に判断材料を与えるために評価しているだけ。

上司・マネージャーだから権限がある!みたいな感覚をもし持っているなら、単なる勘違いですね。

上司というだけで不遜になる

「どちらを評価しますか?」と書いてあったので引っ張られた、という人もいるでしょう。とはいえ、「評価する」ことが前提になったリプ欄には違和感がありました。

上司だからと、自分を見ずに部下を評価しようとしてしまう。そういう不遜な人がやっぱり多いんですね。勘違いしちゃってるから偉そうに書きたくなっちゃうのかな。

ちなみにお題を見ての個人的な感想は、AとBどちらも納期内・10割成果が可能という点で同じ、です。

Bは6割提出の時点で納期に余裕があり、マネージャーの指示により10割までブラッシュアップできるでしょう。そこまでやってマネージャーの仕事です。

成果の未達を部下のせいにする上司はマネジメントできてないよ、というお話でした。

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この記事は「100平日後にライティングスキルを身につけたい男」の1日目です。

残りは99回。
次は2021/01/12(火)です。

使ったテクニックは3つ。

①ひらがなを増やす
②4〜5行以内に改行する
③キャッチーな一文を入れる

参考にした記事はこちら。

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