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Sweet Memories / 松田聖子 - 歌詞考察 -

1.はじめに

今回の歌詞考察は、松田聖子さんの「Sweet Memories」です。

かなり有名な曲だし、なんたって歌っている方が大物過ぎて、過去に何度か書こうと思ってやめてた作品です。前回の「異邦人」を書きながら勢いで今回の映像を作っていたら、予定より早く上がったので、急いでnote書いています。※以下前回歌詞考察「異邦人」

という訳でYouTubeとの連動企画、今回もお楽しみください。YouTubeのチャンネル登録といいね👍もよろしくお願い致します。

まずはいつも通り、私の作ったイメージビデオをご覧頂き、歌詞の流れと雰囲気を掴んでください。※note内での再生で画質が悪い時は、以下からYouTubeに飛んで頂き、YouTubeアプリで再生すると改善する場合があります

2.松田聖子さん

今さらご紹介するまでもなく、1980年代のトップアイドルです。今でも変わらずトップアイドルを続けていらっしゃいます。

簡単なプロフィールを書きます。いや、簡単には書けないので、AIに頼んで要約をしてもらいました( #AIとやってみた )。

所属事務所はfelicia club(フェリシアクラブ)。身長160cm、体重42kg(身長、体重は過去の公式サイトのデータより)。福岡県久留米市荒木町出身。血液型A型。

1980年代、山口百恵さんの引退と同時にデビューした松田聖子さんは、その後の日本のアイドルシーンに大きな影響を与えました。

彼女のヒット曲、トレードマークの「聖子ちゃんカット」、そして彼女の生き方は、多くの若い女性に模倣され、日本の大衆文化においてカリスマ的な存在となりました。

彼女は山口百恵さんの「脱アイドル」のイメージとは対照的に、アイドルの原点を表現し、これが若者の支持を集めました。

歌声は、その類い稀な声質と表現力で注目され、1980年代のアイドル歌手として突出していました。彼女の楽曲は、三浦徳子さんと小田裕一郎さんによる作詞・作曲で始まり、後に松本隆さんや大村雅朗さんが加わり、ニューミュージック系の作家たちとのコラボレーションが行われました。

1980年のデビューから24曲連続でオリコン週間シングルチャート第1位を獲得し、当時のアイドル四天王の記録を上回る快挙を成し遂げました。

私生活では、郷ひろみさんとの破局後、神田正輝さんと結婚し、母親になるという大きな転換期を迎えましたが、それでもアイドル歌手としての活動を続け、「ママドル」という新たな呼称を生み出しました。

また、自ら作詞・作曲を手掛けるようになり、1990年代以降はシンガーソングライターとしての活動を展開し、海外での音楽活動も積極的に行いました。

デビューから40年以上経った今でも、「永遠のアイドル」と称される松田聖子さんは、多くの女性に憧れられ、メディアにおいても高い評価を受け続けています。彼女の生き方や活動は、今日でも多くの人々に影響を与えています。

経歴は長くなるので割愛させていただきます。長い芸能人生ですし、常にトップで活躍されてますから、簡単にまとめるのは難しいです。ぜひWikipediaをご覧下さい。

3.Sweet Memories

この曲は、松田聖子14枚目のシングル『ガラスの林檎』のB面の曲として1983年8月1日にリリースされました。発売当初よりファンの間では人気が高く、サントリーCANビールのCMソングになったことで更に評判となり、急遽両A面として同年10月に再発売するに至りました。

シングル盤(再発売によるジャケット違い)

CMについてはYouTubeで探せば当時の映像が見られると思います。ペンギンのキャラクターがとても可愛い、歌の良さも手伝ってとても好感持てるCMです。私の映像にも少々キャラクターのみ使用させて頂きました。

記録を見て見ましょう。これは扱いが両A面となっているため、「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」としての記録です。

▶ゴールドディスク
・第25回日本レコード大賞・金賞・編曲賞
・第14回日本歌謡大賞・最優秀放送音楽賞
・第12回FNS歌謡祭・最優秀歌唱賞
・'83あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 ゴールデングランプリ

▶チャート最高順位
・週間1位(オリコン)
・1983年8月度月間1位(オリコン)
・1983年9月度月間6位[1](オリコン)
・1983年10月・11月度月間3位(オリコン)
・1983年12月度月間5位(オリコン)
・1983年度年間7位(オリコン)
・1984年度年間84位(オリコン)
・1位(ザ・ベストテン・#1)
・1983年度年間13位(ザ・ベストテン・#1)
・8位(ザ・ベストテン・#2)
・1983年度年間63位(ザ・ベストテン・#2)
・1位(ザ・トップテン・#1)
・3位(ザ・トップテン・#2)

4.歌詞考察

まずはいつものように、歌詞全体から見ていきましょうね。

作詞:松本 隆 / 作曲・編曲:大村 雅朗

なつかしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた
でもあなたを見たとき
時間だけ後戻りしたの

「幸福?」と聞かないで
嘘つくのは上手じゃない
友だちならいるけど
あんなには燃えあがれなくて

失った夢だけが
美しく見えるのは何故かしら
過ぎ去った優しさも今は
甘い記憶 Sweet Memories

Don't kiss me baby
We can never be
So don't add more pain
Please don't hurt me again

I have spent so many nights thinking of you
Longing for your touch
I have once loved you so much

あの頃は若過ぎて
悪戯に傷つけあった二人
色褪せた哀しみも今は
遠い記憶 Sweet Memories

失った夢だけが
美しく見えるのは何故かしら
過ぎ去った優しさも今は
甘い記憶 Sweet Memories


私はこの曲を聴くとなぜだかクリスマスの季節を思い出すんです。それとジャズバー(クラブ)のゆったりした大人の酒場の風景。そんなイメージでYouTubeの方は映像化してみました。クリスマスをそんなに強く表現はしませんでしたが、タイトルの色使い(緑・赤)や雪の感じから少しは感じ取れるかな?

タイトルから「甘い想い出」と言うくらいだから、元彼とはとても良い恋愛関係だったんでしょうか。その分、あるキッカケでお別れしてからの彼女の落胆たるや酷かった…。

ストーリーは…

あれはとあるクリスマスイブの晩のことです。ここ数年では珍しくホワイトクリスマスでした。横浜の野毛の裏路地にある行きつけのジャズバー。ここには若い女性のバーテンダーがいて、いつも私の愚痴やら日々の出来事を聞いてくれます。私の心のオアシスなんです。

そんなお店でいつものように飲んでいると、なんと元彼も来店。何年かぶりに再会してしまいました。もう昔のことと整理もついているので、そんな気まずい感じでもなかったし、お酒も入ってて昔話に花が咲きました。

と言うより、このお店自体が彼との思い出の場所…。突然の別れから幾晩もここで泣き腫らしましたし、当時はここに来れば彼に会えるんじゃないかと思ってたのも事実です。その夢は叶わなかったけど…。女性バーテンダーにもだいぶご迷惑をかけました。

でもあれから何年も経ち、そんな気持ちも忘れていた今日この頃…。彼の顔を見た途端に、あの辛かった別れの日を思い出しました。なんだか急に涙が溢れました。この感じ…、何年ぶりかしら。

…と同時に彼との幸せだった日々も思い出しました。幸せだった日々へ時間も戻ります。

「やあ!元気?」
「まあまあねぇ…」
「相変わらずここに来てんだね。君も変わんないね、みさ…」

名前を呼ばれてドキッとしました。ヤバっ💦気をつけないとまた泥沼にハマりそう…。そりゃそうだよ。私には未練しかないんだから…。

「今幸せ?」

突然何聞くの?戸惑いました。自慢できるほど幸せではないと思います。毎日同じことの繰り返しを生きている感じです。

「幸せにやってますよ、ご心配なく!」
「ハハハ、顔を見れば分かるよ。嘘つけないね。相変わらず…」
「友達もいっぱいいるよ!毎日楽しい…」

と言ったはいいけど、あの日々の方がずっと幸せだった。私は顔に出ちゃうタイプなんです。特に彼は私の顔色を伺いながら喋るから、全部バレてしまうの。凄く恥ずかしくなりました。

普段はあまり飲まないんだけど、どういう訳かこのお店に来ると私はバーボンを頼みます。ジャズの生バンド聴きながら酔うのが好きなんだよね。今夜もあの曲聴けるかな?

元彼もバーボンを注文しました。あの頃となんら変わりません。あのまま続いていたかのような錯覚さえ起こします。酔いも手伝って…。

あの幸せ絶頂だった頃、彼とは良く結婚の話も出ていました。プロポーズさえまだだったけど、そんな日を毎日夢見ていたのを思い出しました。夢だけが美しいまま記憶に残ります。

ジャズの生バンドの演奏が始まりました。なんかほっとしました。このまま会話続けてたら要らぬ心が芽生えてしまいます。今夜は音楽聴いている方が安心。ピアノやサックスの音色に酔いしれます。特にここのバンドの女性ボーカルが良いんです。完全に酔います!

それなのにです。彼が私の耳元で囁くのです。

「この店出て飲み直さない?いい店知ってんだ」

音楽にかき消されて他の人には聞こえてないと思います。気持ちが傾きかけた時…女性バーテンダーが私を見て、ちょっと厳しい表情で首を横に振りました。「想い出は想い出のままに…」、そう言っているかのような顔です。

皆んなが音楽に気持ちが行ってるのをいいことに、あろう事か彼はキスまでしようとしてきました。

「はっ!」と我に帰りました。あの辛かった毎日をこの彼は知らないんだ。あんな日々はもう嫌だ。

「やめて」
さらに言葉を続けました。
「あれは過去のことなの…。終わったことなの。もう二度とあんな辛い目にはあいたくない…」

また涙が溢れました。彼はびっくりして私を見ました。バーテンダーがそっとおしぼりを目の前に置いてくれました。

思い起こせば幸せな日々ではあったけど、喧嘩も毎日絶えなかった。色んな思い出が全て過去に詰まって、頭の中がいっぱいになりました。それも全て甘い想い出…。彼もそんな私の変化に気がついたのか、

「ごめん!先に帰るね」

そう言うと、私の分までお会計を済ませてお店を出て行きました。心の中で「ありがとう」と一言だけ言いました。なんだかスッキリしました。やっと彼との日々を「甘い想い出」として整理がついた感じがします。

女性バーテンダーさんが首を横に振ってくれたおかげで大やけどしないで済みました。

「ありがとね」
「あなた、今夜はいつもより飲みすぎよ。気をつけてお帰りね」

店を出ると、朝から続いていた雪が吹雪のように激しくなっていました。それでも私の顔は笑顔になってスッキリ晴れました。新しい彼を見つけよう…。やっと前へ進めそうです。

──── おしまい…

私の思い描いたクリスマスイブの夜の出来事でした。

参考までに…、
YouTubeの映像に出てくるペンギンのジャズバンド、これは当時サントリーの缶ビールの宣伝で、実際にこの曲を歌って大評判になりました。これをきっかけに、シングルB面のこの曲は、両A面として再発売されることになります。

ペンギンは実際のCMの方が動きもあって凄くいい!YouTubeで探せると思いますので見てみてね。いろいろ問題になるのも嫌なんでリンクは貼らずにおきます。

私はそんなペンギン達にリスペクトを込めて、少しだけ使用させて頂きました。ごめんなさい。

5.今回の映像のAI使用箇所

今回はジャズバーのある路地裏の通りを何種類か、店内の2人の姿も多数、横浜市を思わせるような空撮、結婚式当日の夢を描いたところ、友達との飲み会、ドライブデート、その他を、MicrosoftのCOPILOTで描きました。

今回使ったAI画像の一部

6.おまけ(noteお勧め)

最後に本文とは関係ないですが、私の知り合いがここnoteで定期的に記事を投稿しているのでご紹介します。

medibeautyとは、代表(みさみさ)自身が従事している医療業界の分野に、メイクやファッションを取り入れる事で患者様の心のケアを目的として、そこから得られる効果から、生きがいと癒し、そして笑顔を引き出そうと言う試みです。それにより、症状の緩和や病状の進行を遅らせたりする事を目的としています。

▼medibeauty公式WEBサイト

それを「医療と美容の架け橋」と称して、それを先導して行く企業“medibeauty”を立ち上げるべく日夜努力しています。分かりにくいテーマですが、医療ではカバー出来ない、人間本来の生きる力を引き出す美容的アプローチです。

これは医療関係にとどまらず、介護にも同じ事が行え、認知症予防、進行の抑制、生きがい、に繋がる事になります。

誰もがいずれ通る事になる病気や老化。誰しもが健康で生きる権利があります。少しでもそう言った方々にお手伝い出来るのが“medibeauty”です。

ここnoteでも定期的に記事を投稿しています。ぜひ読者になって応援していただければ幸いです。

過去記事も遡ってご覧いただけると幸いです🙇‍♀️

そしてmedibeauty関連のnote投稿記事のバックナンバーをマガジンにまとめました。以下からお読みいただけます。

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