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自然と共に創造的に生きています。 武器は描くこと、撮ること、書くこと。 日々の感動を表…

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自然と共に創造的に生きています。 武器は描くこと、撮ること、書くこと。 日々の感動を表現の場としてます。 派手さのない素朴な発信です。 よろしくお願いいたします。

記事一覧

天にこぼれたミルクの流れる先に(詩)

天にこぼれた ミルクの流れる先に 山の麓の湖にきらめく カニやサソリや魚が 沢山グルグルしていて 湖畔には 剣を持った牛飼いが 乙女を狙ってる グルグル グルグ…

kenta
22時間前
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光の糸は汽笛に響く(詩)

く確かなリングを星屑にして 光の糸は汽笛に響く 250万光年の石ころを求めて 老体に油を指すブリキの体 望遠鏡を覗いたならば そこはもう超新星 それでも光に乗って …

kenta
2日前
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地球のふくれっつら(詩)

地球のふくれっつら 雨粒の冷ややかさ 下水道のキラメキ 木目の昼下がり コーヒーに滲む木漏れ日 ミツバチのバイオリン アートの涙

kenta
3日前
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ハナムグリ(詩)

ハナムグリ ハナモゴリ スゴモリ ・・・ ハナモゴリ?

kenta
5日前
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ほのぼの尾っぽ(詩)

尾っぽが優しく音を揺らす ゆらゆら ついていく たまに葉っぱでひと休み そしてまたゆらゆら ついていく せんとうは何処 ゆらゆら あゝらくちんらくちん

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6日前
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風のしっぽ(詩)

風のしっぽ 雫の手 雨の予感 生の予感 雨上がりの喜び 生きる喜び 岩苔の匂い 草露の一滴

kenta
7日前
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風のココロ(詩)

風のココロはどこにある 遠く遠くの向こうの空から 何かを伝えて 時には力んで強風になったり 時には風邪をひいてしまって コントロールが効かなくなって 嵐になった…

kenta
8日前
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アナログ蛍は幽かに(詩)

デジタル デジタル 都市の繁華街 欲望のうずまく 眠らない街 アナログ アナログ 地方の廃れたシャッター街 機能するだけの 地味で斜陽な街 地方移住 デジタルか…

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10日前
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風の中に風はいた(詩)

風の中に風はいた 若葉の震え 葉脈の鼓動   青虫のダンス 雷雲は遠く久しい 陽の光を抱き抱え 風は巣立ちした トンビに誘われ 高く舞い上がる 清々しい太陽を浴…

kenta
12日前
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全宇宙の異質な光を育て愛しめて(詩)

都会のゴミ溜めにうもれた 無邪気な原石 何千何万億光年の異質な光を放つ 原石を光へ導ける唯一は 出来損ないの岩 かつての光を放つ石ころ 全宇宙の異質な光を育て愛…

kenta
13日前
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情報が、情報が、情報が、(詩)

情報が目ん玉をこじ開けてくる 情報が耳穴を入り込んでくる 情報が舌の上をチクチク弾んでくる 情報がベタベタまとわりついてくる 情報が床に溢れた情報を情報で拭き取…

kenta
2週間前
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グリーンダイブ、バブル(詩)

足元がグジュグジュ揺らぎ グリーンバブルが湧き出す グリーンシャワーが心の衣を脱がす 丸裸の精神になって緑の核へダイブする 緑という緑が全ての隙間に侵食すると …

kenta
2週間前
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坂の上の目玉(詩)

どんよりまぶた雲から ぬおっと飛び出て ギラギラした橙の一つ目玉 坂の上でどっしり待ち構えて 睨んでいる ハイビームで抵抗する 飴色に誘われて 車が次々と坂を上…

kenta
2週間前
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野生の足と釘の溶融体(詩)

水たまりの匂いと草のささやき 野生の足と老いぼれた釘 ある痩せた土で出会った 釘の最後の一仕事てして 野生の足を大地に誘おう 錆びついた破片が肉にめり込む しば…

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2週間前
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緑が爆色する(詩)

田んぼが緑を真似してる 田んぼに稲を張って もっと緑の真似してる ハゲワシ頭の田んぼから 緑が爆色する そこへ 天からの滴が 一滴一滴に 緑や田んぼ緑を 包み込…

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2週間前
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水を破ったコオロギ(詩)

水を破ったコオロギ ヒゲの先に溜まる虹 水玉集めて包み込めば 月のまぁるい夜に 虹を出そうと羽こすり きっと まぁるい月の裏側に 虹は踊り出る もう コオロギは…

kenta
2週間前
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天にこぼれたミルクの流れる先に(詩)

天にこぼれた ミルクの流れる先に 山の麓の湖にきらめく カニやサソリや魚が 沢山グルグルしていて 湖畔には 剣を持った牛飼いが 乙女を狙ってる グルグル グルグル 天にこぼれた ミルクの流れる先に 遠くの 遠くの方に 湖を作るのだろう もっと もっと ずっと 遠くの湖に 希望と絶望を求めて 天にこぼれた ミルクはグルグル 流れていくだけ

光の糸は汽笛に響く(詩)

く確かなリングを星屑にして 光の糸は汽笛に響く 250万光年の石ころを求めて 老体に油を指すブリキの体 望遠鏡を覗いたならば そこはもう超新星 それでも光に乗って 宇宙と化すdark matter

地球のふくれっつら(詩)

地球のふくれっつら 雨粒の冷ややかさ 下水道のキラメキ 木目の昼下がり コーヒーに滲む木漏れ日 ミツバチのバイオリン アートの涙

ハナムグリ(詩)

ハナムグリ ハナモゴリ スゴモリ ・・・ ハナモゴリ?

ほのぼの尾っぽ(詩)

尾っぽが優しく音を揺らす ゆらゆら ついていく たまに葉っぱでひと休み そしてまたゆらゆら ついていく せんとうは何処 ゆらゆら あゝらくちんらくちん

風のしっぽ(詩)

風のしっぽ 雫の手 雨の予感 生の予感 雨上がりの喜び 生きる喜び 岩苔の匂い 草露の一滴

風のココロ(詩)

風のココロはどこにある 遠く遠くの向こうの空から 何かを伝えて 時には力んで強風になったり 時には風邪をひいてしまって コントロールが効かなくなって 嵐になったり でも、一生懸命に伝えてくる だから、ちょっとだけ 優しくなって澄まして その声を聴いてみよう

アナログ蛍は幽かに(詩)

デジタル デジタル 都市の繁華街 欲望のうずまく 眠らない街 アナログ アナログ 地方の廃れたシャッター街 機能するだけの 地味で斜陽な街 地方移住 デジタルからアナログへ アナログ蛍は 幽かに確かに生きている

風の中に風はいた(詩)

風の中に風はいた 若葉の震え 葉脈の鼓動   青虫のダンス 雷雲は遠く久しい 陽の光を抱き抱え 風は巣立ちした トンビに誘われ 高く舞い上がる 清々しい太陽を浴びての さわさわする急降下 風のひと時の安らぎ

全宇宙の異質な光を育て愛しめて(詩)

都会のゴミ溜めにうもれた 無邪気な原石 何千何万億光年の異質な光を放つ 原石を光へ導ける唯一は 出来損ないの岩 かつての光を放つ石ころ 全宇宙の異質な光を育て愛しめて

情報が、情報が、情報が、(詩)

情報が目ん玉をこじ開けてくる 情報が耳穴を入り込んでくる 情報が舌の上をチクチク弾んでくる 情報がベタベタまとわりついてくる 情報が床に溢れた情報を情報で拭き取ってくる 情報が溢れかえってくる 情報が、 情報が、情報が、 情報が、情報が、情報が、、 情報情報情報情報情報情報情報情報情報 情報情報情報情報情報情報情報情報情報 ああ、あの情報ってなんだっけな ああ、あの情報のことか まあ、情報だから 情報に意味なんてない 情報に麻痺される

グリーンダイブ、バブル(詩)

足元がグジュグジュ揺らぎ グリーンバブルが湧き出す グリーンシャワーが心の衣を脱がす 丸裸の精神になって緑の核へダイブする 緑という緑が全ての隙間に侵食すると とうとう緑になって空を舞い 緑になって風を洗う 土と戯れ大地を覆う やがて老化しバラバラな破片に その一片から新たな緑が ぷくぷく膨れて 誰かの靴底の凹凸を冷たく舐め 静かに足元を揺らぐことにする

坂の上の目玉(詩)

どんよりまぶた雲から ぬおっと飛び出て ギラギラした橙の一つ目玉 坂の上でどっしり待ち構えて 睨んでいる ハイビームで抵抗する 飴色に誘われて 車が次々と坂を上っていく 今日の懺悔を強要してくる 車を次々に飲み込みながら ご満悦な目玉に突進する 坂を上り切ると 遥か遠くへ逃げ去る目玉 そして萎んでいった

野生の足と釘の溶融体(詩)

水たまりの匂いと草のささやき 野生の足と老いぼれた釘 ある痩せた土で出会った 釘の最後の一仕事てして 野生の足を大地に誘おう 錆びついた破片が肉にめり込む しばらくして足は弱り始めた 錆が細胞レベルで足に抱きついていく 有機体と無機体とのせめぎ合い 野生の足と釘は溶融していく 野生の足は釘に応えた 鋼鉄の足と化し錆を撒き散らす

緑が爆色する(詩)

田んぼが緑を真似してる 田んぼに稲を張って もっと緑の真似してる ハゲワシ頭の田んぼから 緑が爆色する そこへ 天からの滴が 一滴一滴に 緑や田んぼ緑を 包み込んで キャンパスは緑に爆増色

水を破ったコオロギ(詩)

水を破ったコオロギ ヒゲの先に溜まる虹 水玉集めて包み込めば 月のまぁるい夜に 虹を出そうと羽こすり きっと まぁるい月の裏側に 虹は踊り出る もう コオロギはいない でも 誰も知らない