キウイ園作業日誌〜単管キウイ棚作成③
2024.12.29
この日は私とOさんふたりでの作業。
私たちは、よちよち歩きどころか、産まれたてほやほやの状態で、年末の作りかけの畑に佇んでいました。
手元に設計図。
頭の中に末澤さんの教えてくださった言葉たち。
手にはとりあえずインパクトドライバー。
先日1時間かけてまっすぐに建てたはずの柱は心なしか傾いているように見えます。
『女性ひとりでも作れる単管パイプの棚』
うん、そうね。きっとできるんだと思う。
でも私の想像では、もう少し誰かが舵を取って、指示とかしてくれるものかと思ってました。
だけど、深井さんは山へ芝刈りに、山田さんは川に洗濯に行ってしまいました。
だからと言って作りかけのまま年を越したくない。
何より作業の手順を2023年と共に忘れてしまいそう。
じゃあ、自分たちだけでやるしかない。
半ばヤケクソで作業を始めます。
始めてしまえば、そこからは意外と順調でした。
私たちは『とりあえず繋げよう作戦』を実行したのです。
畑の半分までは、末澤さんのご指導のもと、鉛直も水平もキマっています。
なので、とにかくそこから繋げていけば、それなりにできるのでは?という考えのもと、先日の作業の続きを進めていくと、あら不思議。
なんとなくわかってきました。
それと同時に道具の使い方にも慣れてきました。
斜めに傾いている柱もとりあえず、どんどん繋いでみます。「後で調整」が合言葉。
だんだん2人の息も合ってきて、次にしたいこと、必要なパーツや道具がわかってきました。
楽しい!
そしてなんと16:57(定時3分前)にキウイ棚の単管パイプ部分がほぼ完成したのです。
辺りを夕闇が覆いかけたマジックアワーに、2人の歓声が響きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?