見出し画像

GPTー4でゲーム企画がめちゃくちゃ楽しくできる!・その2

前回、GPT-4 でEMSフレームワークを使って、色々とネタ出ししました。
GPT-4 はGPT-3に比べて、色々気を遣って答えてくれるので、ネタ出しするのが楽しいです。

前回は↓こちら

今回は、前回のネタ出しで出た「猫を探して、骨を集めるゲーム」というアイデアを元に企画を検討してみたいと思います。
(何でこれにしたのかというと、猫が好きだからです)

ChatGPTと会話して、企画を深掘り

まずは「猫を探して、骨を集めるゲーム」のアイデアの「骨を集める」の部分が謎なので、ChatGPTに意図を聞いてみます。

なるほど。骨はストーリー上のマクガフィンとして機能するようです。
島のあちこちに点在している骨を探しに行き、同じく骨を探している敵対勢力と争ったり、仲間になったりして、最後には一緒に真のラスボスと戦う……といったお約束な展開を作りやすそうでいいですね。
なぜ骨なのか?という点はまだ不明ですが、とりあえずはこの状態で検討を進めてみましょう。

さて、骨を集める理由はなんとなくわかったので、次はプレイヤーの立ち位置について考えてみたいと思います。
プレイヤーはネコと一緒に探検するようなのですが、プレイヤーはどんな存在なのでしょうか?
この件についてもChatGPTに聞いてみます。

今回は質問に「幽霊のような存在」という言葉を入れてみました。
すると、ChatGPTからの回答がその言葉にかなり引きずられてしまいました。

ChatGPTは、こちらの発言に対してかなり気を遣った回答をしてきます。
ブレストの段階では、できるだけ自分が思いつかないようなことを提案してほしいので、質問はなるべく条件を絞らせないようにアバウトな内容にした方が良さそうです。
最終的にはこちらで判断すればいいので、アバウトな質問をして、ChatGPTの回答を楽しみながら取捨選択していきましょう。

また、質問の前に、先の回答に対して「面白そうですね」という感想を書く必要は無いのですが、出てきた発言に対してこまめに評価を伝えた方が、ネタ出しがスムーズに進むように感じます。(気持ちの問題かもしれませんが)

それでは次に、ゲームの目的に関係しそうな要素を詰めていきましょう。

これで、ゲームの最終目的がわかりました。
魔物によって島の人間が滅ぼされてしまい、その魔物を倒すために伝説の猫の骨を集め、全て集めると伝説の猫の力で魔物を倒して平和が戻る
という内容のようです。(島民全滅してる!?)
骨を集めることの設定と相まって、シンプルでわかりやすく、良いのではないでしょうか。

これで全体のストーリーは見えてきたので、次は細かな所を詰めて行きたいと思います。

ChatGPTにアイテムを考えてもら

さて、ストーリーができただけではゲームにはならないので、さらにネタ出しを続けていきます。
まずは、思いついた要素を片っ端からChatGPTに聞いて、ゲーム内容の方向性を探っていきます。
下記のようにネコに関連したキーワードに対して設定を考えてもらいました。

適当に入れたキーワードからでも、ChatGPTは文句も言わずアイデアを出してくれます。
特に細かな設定はしなかったのですが、「ちゅ~る」はアイテム、「ごめん寝」行動であることを把握しているようで、それに即した設定を考えてくれました。
「カルカン」はあまりよくわかっていないようにも感じます。(「ネコまっしぐら!」というCMは見たことがないのかもしれません…)

この件で、アイテムに対してのアイデアを出せることがわかったので、他のアイデアも考えてもらおうと思います。

なかなかバリエーションに富んだアイデアが出てきました。
最初に「ねこみみバンダナ」を提案してくるあたりにわかっている感じがします。(ネコが付けると耳が四つになりますが…)
「ミャージックボール」などのように、だじゃれぽいネームングもつけれるようですね。

アイテムを考える際に、ネタに困ったらChatGPTに「アイテムについて考えて」と、ひたすらネタ出ししてもらうと、使える物が手軽に用意できそうです。
ゲームシステムを検討する際に、先にアイテムの案出しをしておいて、その中から気に入ったアイテムの性能を活かせるようなゲームシステムを考えるの良いかもしれません。
たとえ「ミャージックボール」を採用するのなら、相手が眠ったり、物が壊れる事ができる必要があります。
このような機能をどうやったらゲーム内容に組み込めるのかを考えてみると、思いもしなかったゲームができるかもしれません。

ここまでやってみ感じたのは、ChatGPTはかなりこちらの意図を把握して様々な提案をしてくれることです。
特にネタ出しの時のようなアイデアの発散をするときには、ある程度こちらの意図を把握しつつ様々な案を出してくれるChatGPTはかなり使えるツールなのでは無いでしょうか?

次回は、ゲームサイクルに関連するような要素についても試してみたいと思います。


続きを書きました。よろしくお願いします!

この記事が参加している募集

やってみた

AIとやってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?