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原因-過程-結果の罠:偽情報に惑わされないための3つのポイント【忍者の技と知恵 #350】

人は行為(過程)を見てなぜそんなことをするのか想像し、その結果を見て理解します。しかし、物事には過程と結果の前に原因があり、原因を究明しないことには真実を理解できないことがあります。

敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って送り、軍師を陥れる謀略を仕掛けます。これを忍術では「蛍火の術」といいます。敵軍師の家にあらかじめ忍者を家来として潜入させているなら、忍者は偽手紙を持って自国に届けるフリをして敵に捕まり、内通してるという偽情報を流します。

敵から味方に偽手紙が来ても、味方から敵に偽手紙を送っても、軍師は内通してると疑われます。偽手紙のやり取りがあるという行為に騙されるのです。原因-過程-結果に見落としがないかを確認し、客観的に物事を捉えることが正確な情報を得ることに重要です。

自国に内通するフリをして敵に偽情報を流す


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home