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SHOWROOMのデザインカルチャーを育てる

こんにちは、デザイナーのきよえ氏です!
私がSHOWROOM社に転職して、あっという間に3ヶ月が経ちました。

入社を決めた理由の一つでもあって、入社後もやっぱり感じたことは「もっと良くできるところ、伸び代がいっぱいだ!」でした。

デザインの力を最大化すればサービスはもっと成長できるし、組織としてのブランド価値も高めていける。そうすれば、より素敵な人たちが集まって、さらにサービスの成長が加速していくはず。

私はそんな「デザインの価値」を信じているからこそ、伸び代のある会社でデザインカルチャーを育てています。今回は、そのなかでやって来たこと、やって分かったことをnoteに綴ります。


デザインカルチャーとは?

サービス開発でデザインが重要ということを認知してもらい、かつ、尊重されている状態を指します。これは、 "デザイナー" の話ではなくて、ものづくりに関わるすべての人達にデザインの考え方・価値観を浸透させるための取り組みです。(こちらの記事が参考になるのでよかったら!)


取り組んでいること

私は今、新規サービスの開発とデザイン戦略を担当しているので、これらを通してできることから取り組んでいます。

【新規事業】
代表の前田さんと少数精鋭でサービス開発を行なっていて、この中で私は「小さいデザインカルチャー」を育てています。チームメンバーがデザインの力を実感することで、それぞれが所属する別の部署や別のプロダクトに持りたくなる、"火種" のようなものになってくれるといいなと思っています。

■ とにかく「可視化」する!
SlackやFigmaなど、チームメンバーが見てる場所でデザインの意図をとにかく可視化することで、普段デザイナーがどんなことを考えてデザインをしているかを伝え、さらに一緒に考えられる場を意識的に作っています。他にも色々あるのですが、外に出せることが少ないのでまた別途書きますね!

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【デザイン戦略】
"デザインの価値を組織で最大化する" をテーマに、採用やデザインフロー、ツールのアップデートなどを行なっていて、ここではカルチャーを醸成するための基盤をつくっています。

■ できるところからやる!
当初、全社で感じている課題をヒアリングし、インパクトの大きいものから解決しようと考えていました。

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ですがお手伝いいただいているBasecamp 坪田さんの助言から、自分(デザイナー)の身の回りの課題から解決することになりました。仕組みで効率化し、足りないポジションは採用することで私たちが課題と向き合い実行する時間をつくるためです。

例えば、会社の全プロダクトのFigmaに統一して、デザインシステムを導入したり..

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Figmaの使用方法をレクチャーしたり..

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デザイナーの採用人数を可視化したり..

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現場がしっかり選考と向き合えるようにガイドラインを作ったり..

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地味ですがSlackの命名規則を統一したりもしました。(めっちゃ大事!)

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このように、小さなアクションをし続けて、様々な職能の人たちが少しずつデザインに触れる機会をつくることで、カルチャーを育てています。

取り組む中でわかったこと


【結果を積み重ねていくしかない】
新参者だと特に、感覚的に「こうしたほうがいいな」というのがあっても、任せてもらうための信頼がない間はできることが限られます。

ですが、“イノベーションは新参者から生まれる” という言葉があるように、入社直後の、カルチャーに染まってない時期に感じる違和感って大事じゃないですか。
コンテクストを理解していなくても、感覚は考えるきっかけを生む。なので、きっかけをつくりまくって、できることをめっちゃやる。そうして結果を積み上げてコツコツと信頼を貯めていくことが、次のアクションに繋げるために大切ということを学びました。 

【頼り方を身に着けることの大切さ】
自分一人じゃできないことや、できるけど忙しくてできていないことは、仲間や上長にちゃんと助けを求めることが大切です。(私は頭では分かっていてもまだ苦手..)

例えば、先ほど紹介した「Slackの命名規則を統一する取り組み」は、初めは一人でやろうとしていたのですが、反対の意見が生まれて上手くいきませんでした。その後、トップダウンで投げかけていただいたおかげで統一することができたのです。

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上手くいかなかった時はめちゃくちゃモヤモヤしていたのですが、今は取り組み方が甘かったからと反省をしています。行動を結果に変えるには、適切な人と適切な手段で協力する「頼り方」を身につけていく必要があるということを学びました。

 
【関わることの責任は想像以上に重たい】

組織を見渡すと、「もっとこうすればいいのにな〜」と思うことがたくさんあります。ですが、無闇にアドバイスしたとしても、実行する人や導いてあげられる人がいなければ変わりません。なので、「アドバイスと実行とフォロー」をセットで行う覚悟を持った上で関わっていくことが大切だと感じました。

また、これまでのやり方を否定されることを嫌う人は一定いるので、何かを変えようとするときは必ず一度は誰かに嫌われます。そんな時は「嫌われた!!生きる!!」と心の中で3秒だけ凹んで、終わり! それぞれが感じる想いを背負った上で、カルチャーを育てる想いを貫いていきます。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!まだ3ヶ月でわからないことも、できていないことも沢山あります。ですが、少しずつ結果として積み上がっている感覚があって楽しいです。これからも引き続きチャレンジをしていくのでまたnoteに綴りたいと思います。

また、カルチャーは、変えたい・何かを成したい気持ちがあれば変えられます。(どうにもならない時は逃げましょう!)
仲間が2人、3人と増えるだけ出来ることも増えていきます。もし私のnoteを通して、SHOWROOMに少しでも興味をもっていただけたらぜひお声がけください。一緒にデザインカルチャーをつくっていきましょう!

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