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Yuna@Studio LIP Matsubara

明大前のスタジオにて Yuna さんを撮影。今回の撮影をもって、Yuna さんは Kawaii Collection 卒業となる。寂しい。そしてそんな大事な撮影でありながら、僕は僕のやりたいことにこだわりすぎて柔軟性に欠ける写真を撮ってしまったような気がしてならない。

撮っている最中にも感じていたし、実際に撮った写真を眺めてみても思った。これらの写真は「映画的」という当初の意図を捨てて、普通に現像した方がいいだろう、と。

こうなった原因は割と明確で、それは撮影に臨む前から予測できたはずのことなのだけど、ぱっと見の雰囲気の良さが売りのスタジオは、一瞬一瞬の美しさを収めるのには向いていても、具体的なストーリーを想起させる力に乏しい。コンセプトが一貫しない。服装との兼ね合いも撮影箇所によってはマッチするけれど、一方で違和感を覚えてしまうシチュエーションも多い。

しかしそうなってくると、撮影時に出した指示は全部裏目に出てしまったかな、という気がしなくもない。一番の問題は、Yuna さん本来の魅力を生かしきれていないということだ。これはもう完全に僕の落ち度であると言える。

と、当初のイメージとのズレから生じる反省点ばかりを述べているけれど、撮られた写真はどれもそう悪くないものじゃないかな、と思う。自分で言うのもなんだけど。

何より、成功のイメージを自分の中である程度明確にして撮影に臨んだからこその失敗だ。だから僕はこの経験で落ち込んでいるというよりは、むしろ更にモチベーションがアップしている。次の撮影で成功させるにはどうすればいいのか。試行錯誤の余地がまだまだある。

今回の写真はすべて Canon カメラのもの。Sony の写真はまた次回。

Yuna さん、ありがとうございました。

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