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キレる男は見苦しい

このタイトル、なんかこういう語感というかリズムというか響きの言葉が他にあったような・・・そうか。「ヌエの鳴く夜はオソロシイ」だ。

と、中高年にしか分からないネタはさておき。

キレるという行為は、その人物の度量では受け止めきれない事象に遭遇している、ということを周囲に示してしまうという一面がある。ゆえにその人物の度量が図らずも露呈してしまう。「そんなつまらないことで怒るのか」と。

(・・・と、今年の新年早々、学生時代の後輩にガチギレした自分が言うのもお恥ずかしいのですが。)

実は今、職場で問題児の面倒を見させられている。新卒入社二年目。何をやらせてもモノにならない。不器用なだけならまだ可愛げもあるけれど、自称給料泥棒の僕のような人間の目にも余るほどの職務怠慢ぶり。とにかく落ち着きがないし、ぼーっとしてるし、手を動かさないし、離席も多い。

隣の席に座らせているのだけど、あまりにダラダラしていたものだから「お前ちゃんと仕事してんの?」と尋ねたら「やってますよ!!!」と大声でキレられて面食らった。いや、やってないやんけ(笑)

「・・・お前何キレてんの?」

そう冷静に返したら我に返ったのかシュンとなって「すみません・・・」なんてモゴモゴ言い始めた。

真面目に仕事してるのに「ちゃんとやってるの?」なんて言われればカチンと来るのは分かるけど、明らかにちゃんとやってないのにキレるんだねえ。しかもそのキレ方が大人の男のそれじゃない。お母さんに叱られたガキが不貞腐れてるような雰囲気が濃厚だ。

しかしながらそういう甘ったれたところも含めて長い目で見なければならんのかもしれない。根が悪い奴じゃないことは分かってるんだけどね。やれやれだなあ。

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