突然、TwitterでDMが届いた。相互フォローはしていたものの絡みは全くなかったモデルの雅ちゃんから。

DMの内容をざっくり要約すると、僕の写真が好きで、僕に撮ってもらいたいという内容だった。

コピペで使いまわしたような営業DMはたまーに来るけど、雅ちゃんのDMは確かに僕個人に向けられたメッセージだった。真面目に綴られたメッセージであることが読み取れた。光栄なことだ。なので撮りに行くことにした。

モデルさんから「撮ってほしい」なんて言われることは滅多にないけど、だからと言って声をかけられれば誰彼構わず撮りに行くわけではない。撮らせてくれるなら誰でもいいわけではない。撮るからには何かしらのとっかかりが必要になる。

雅ちゃんの場合は、雅ちゃん自身も映画好きというところが接点になった。それがモデルとしての表現に影響を与えるものなのか。色々話も聞いてみたいと思った。

聞けば洋邦時代問わず、色んな映画を観ているようだ。「暗い映画が好き」というので「例えば？」と聞くと「アンナ・カレーニナ」という返答。渋い。僕は小説を読んだことも映画を観たこともないな。

「どんな話？」
「アンナは電車で死んじゃうんですよ」

説明が雑（笑）

他にもインド映画とか韓国映画とか、あるいはヒッチコック作品とか、ほんとに色々な映画を観ているようだ。若いのに感心だなあ、なんて感想はおっさん臭いか。

終始「難しいなあ」と試行錯誤しながら撮影に取り組んでくれた雅ちゃん。

お互いに試行錯誤の続いた撮影だったけど楽しかった。写真もいい感じで撮れてるね。ありがとう、雅ちゃん！