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SHAY@Studio Canal Anchor

また SHAY さんを撮ってきた。今度は Studio Canal アンカー。前回はセイラー。

スタジオ撮影苦手なんだけど、前回の撮影で「このモデルさんならイケるかも」という手応えを掴んだので、また SHAY さんを撮ってきた。

たぶん今まで撮ってきたモデルさんの中で一番フランクでノリが良い。撮影の合間はケラケラ笑っていることが多いけれど、いざカメラを向けると多彩な表情を見せてくれる。表現に対して物怖じするところがない。

今回は実際の映画のシーンをモチーフに、いつもより少しだけ細かく注文を出して撮った写真がある。

モチーフ:「パリ、テキサス」のナスターシャ・キンスキー

モチーフ:「ダンサーインザダーク」のビョーク

モチーフ:「気狂いピエロ」のアンナ・カリーナ

「パリ、テキサス」の実際のシーンはナイトクラブのような場所なので、少しでも雰囲気を近づけるために露出をアンダー気味にして現像した。これは後処理で調整可能な部分だ。

一方の「気狂いピエロ」。実際のシーンとの違いはアンナ・カリーナがハサミを手にしている点と、もっと大げさに遠近感が誇張されている点。おそらく広角レンズを使っているのだろう。焦点距離55mmではあの感じは出せないし、後処理でどうにかなることでもない。18〜35mmくらいのズームレンズがあると使い勝手が良さそう。

こうした明確なイメージを実現する試みによって、後から調整できることとできないことが見えてきたのは大きな収穫だった。

ちなみに SHAY さんには、一通り撮り終えてから、実際の映画のシーンをイメージしたことを伝えたので、本人はそうとは知らずにポージングしているし、どの映画も知らない様子だった。

撮影のためだけに事前にそれらの映画を観てもらう、というのは余りにも図々しいけれど、そのシーンの画像くらいは用意してあげればよかったかな、と思っている。

SHAYさん、ありがとうございました!

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