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MOEK!@青山一丁目

新年一発目の撮影は、初参加の NATURALI 撮影会所属、MOEK!(もえき)ちゃん。新レンズも投入して新しいことづくめの撮影。

去年は本当にポートレートを始めたばかりで、どういうタイプのモデルさんが自分の作風やビジョンと親和性が高いのかが分からず、手探りの状態が続いた。正直、迷走してしまった感は否めない。

今年はそういう点を踏まえて、よりシビアに被写体を選ぼうと思う。そういう意味で非常に良いスタートを切れたと思う。

映画のような、ドラマティックな、ストーリーを感じさせる、と色々な表現で己の目指す写真をこれまで説明してきたけれど、その根っこにはモデルさんに対する「空っぽになってほしくない」という思いがあったのだ、ということに最近気づいた。

頭の中を空っぽにして、外面だけ綺麗に可愛く取り繕うことだけに集中しているモデルさんを撮ることに違和感があった。それはポートレートを始めた頃からずっと感じていた違和感だった。そういう写真が悪いとは言わない。これは単純に僕個人の趣味趣向の問題だ。僕が撮りたい「ポートレート(人間の写真)」とはそういう写真ではなかった、というだけのこと。

MOEK!ちゃんは、これまでのモデルさんの中で一番真剣に取り組んでくれた。都度、撮られた写真を確認し「うーん、、、なんかもうちょっと、、、どうすればいいんだろう?」と己の表現に対して納得のいかない様子を見せていた。

聞けば、かつては芝居をやっていたらしい。これが役者魂というものか。

昼間の青山、というのはロケーションとしてどうなんだろうな、と心配だったけど、MOEK!ちゃんが頑張ってくれたおかげでいい絵が沢山撮れた。

来週、また MOEK! ちゃんを撮る予定。場所は夜の恵比寿。楽しみだ。

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