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【インド雪山紀行②】スノートレッキング
2023/12/18
グルマルクへAsifの家で迎えた朝。
10時間くらい寝た。
トーストとチャイの朝食をいただき、午前10時にグルマルク(Gulmarg)へ向けて出発する。
路地の広葉樹は葉っぱを全て落とし、丸裸になっている。
厳しく寂しい冬だ。
標高約2,000mのタンマルク(Tangmarg)からグルマルクのリゾートエリアまで、およそ500mの標高を一気に上がっていく。
麓ではほとん
【インド雪山紀行③】標高4,000m、日本では見られない景色
2023/12/19
グルマルク(Gulmarg)には2基のゴンドラがある。
グルマルクからコングドリ(Kongdori)へ行くフェーズ1と、コングドリからアファルワット(Apharwat)へ行くフェーズ2だ。
そして、アファルワットの標高は約4,000m。
富士山よりも高い場所へ、ゴンドラに乗るだけで行けてしまうのだ。
今日は昨日と同様、ゴンドラのフェーズ1に当たる区間を歩いて登り、コングド
【インド雪山紀行④】趣深い冬のカシミール
2023/12/20
今日は特に予定がない。
グルマルクから空港近くのゲストハウスに移動するだけ。
午前10時過ぎ、迎えに来てくれたAsifの車に乗って下山する。
正午頃、ゲストハウスにチェックイン。
ゲストハウスは空港近くなので、周辺には何もない。
適当に散歩する。
木々は葉っぱを落とし、人々は地味な防寒着に身を包み、モノクロの世界だ。
普段はインド南部や東南アジアなどの温暖な地域を旅行
【インド雪山紀行⑤】極寒の地へ
2023/12/21
スリナガル空港午前10時のフライトでラダックへ。
空港まで歩いていると、近くを通りかかった車の運転手に「乗って行くか」と声を掛けられる。
インドを旅行しているとこういうことがたまにあるが、非常に悩ましい。
というのも、流しのタクシー等を利用する場合は事前に料金交渉をしておかないと後々トラブルになることがあるからだ。
しかし今回の場合、空港に続く道で声をかけられたため、運転
【インド雪山紀行⑥】Tundupと再会
2023/12/22
ラダックには2週間ほど滞在する。
その間の旅程は、昨夏のザンスカール旅で知り合ったTundupに全てアレンジしてもらっている。
私がしたことは航空券の予約と、ザンスカールでトレッキングしたいという旨を伝えただけで、実際にこの旅がどういうものになるかは現時点でまだ分かっていない。
何はともあれ、Tundupに会わなければいけない。
午前9時過ぎ、私が滞在しているゲストハウス
【インド雪山紀行⑦】寒いラダックの温かい夜
2023/12/23
今日の予定は特になし。
泊めさせてもらっているTundupの家はレーの外れの住宅街にあるので、周辺に何か面白いものがあるわけではない。
とはいえ、あまりに退屈なので適当に散歩して写真を撮る。
まずは午前中の散歩。
ラダックはカシミールよりも乾燥していて寒さが厳しいが、カシミールで感じたような「寂しさ」がない。
それは、チベット仏教特有のタルチョやマニ車が色彩豊かだから
【インド雪山紀行⑧】ロングドライブ
2023/12/24
予定通り、午前1時に家を出る。
シェアタクシーなので、レー市内で荷物や乗客のピックアップを行い、午前2時頃いよいよ本格的にザンスカールへ向けて出発。
レーとザンスカールは直線距離ではそう遠くないものの、間を険しい山脈で隔てられているため、大きな迂回を余儀なくされる。
レーから西へと進み、ラダックとカシミールの州境にあるカルギルに立ち寄り、そこから南東方向に舵をきってザンス
【インド雪山紀行⑨】凍った滝とラダック式すいとん
2023/12/25
ザンスカールの村は午前7時ころから明るくなるが、太陽は背の高い山々に阻まれている。
朝日が姿を見せるのは、8時になってからだ。
一晩泊めさせてもらったドライバーの家は、いろいろな動物を飼っている。
朝のチャイとビスケットを頂いてから、周辺を少し散歩する。
当初は今日中にTundupの村へ行く予定だったが、同じ方面に行くシェアタクシーが捕まえられなかったとかなんとかで、
【インド雪山紀行⑩】Tundupの村へ
2023/12/26
Tundupの村へ行くシェアタクシーは午後に出発する。
午前中は暇なので周辺を散策。
「ここからゆっくり歩いて45分ほどにあるスタクリモという高台から見える景色が素晴らしい」とTundupが言う。
このスタクリモという場所、去年の夏もTundupから勧められて行った記憶があったが、他に行きたい場所があったわけでもないので再度行ってみることにする。
30分ほど坂道を登って
【インド雪山紀行11】プージャ始まる
2023/12/27
本日は休息日。
今日の夜から明後日の朝にかけて、年に1度の重要な仏教行事がTundupの家であるらしく、Tundupも彼の奥さんも朝から忙しそうに働いている。
手持ち無沙汰の私が「何か手伝おうか」と声をかけるも、「いいからいいから、温かい部屋で待ってて」と断られる。
実際のところ、手伝うも何も勝手が分からないので、足手まといになる可能性の方が大いに高く、おとなしく部屋で寛
【インド雪山紀行12】特に何もない日
2023/12/28
8時過ぎに起きるとすでにプージャが始まっている。
朝のプージャを少し見学させてもらう。
お経の雰囲気は昨日と同じだが、今日のプージャは鳴り物が多い。
これが今日の夕方までひたすら続くらしい。
今日は何も予定がないので、外を散歩する。
他の民家からも太鼓や読経の音が漏れ聞こえてくる。
同時多発的にいろいろな民家でプージャが行われているのだろう。
Tundupが言うには、