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【旅のまとめ】カルナータカ&ゴア旅行 各都市の印象編

3週間弱の周遊旅行。
8つの街に滞在して、観光しました。

1〜2泊しかしていないところがほとんどなので、その街のことを詳しく知れたわけではありません。
あくまでも短期旅行者が抱いた第一印象ということで読んでいただけると嬉しいです。


カルナータカ州

南インドの中では北西部に位置する州で、州都はバンガロール。
全体的にムスリムやクリスチャンが多い印象を受けた。
そのため、同じ南インドのタミル・ナドゥ州と比べると全体的にインド色が薄く、東南アジアと雰囲気が似ている気がした。
また、住民はかなり穏やかな人が多いと思う。チェンナイに住んでいると、激しく口論をする人をよく見かけるが、カルナータカ州を旅行している最中はそのような場面に出くわすことがなかった。

バンガロール(Bangalore)

インド有数のIT都市であり、庭園都市。
高原にあるため気候が穏やかで緑が多く、かなり快適だった。
裏路地や市場に行けばインドらしい喧騒がある一方で、近代的なショッピングモールやおしゃれなレストランもたくさんある。
旅行して楽しいというより、住みやすい場所という印象。


マイソール(Mysore)

何といってもマイソール宮殿。
豪華絢爛で美しいマイソール宮殿は、実際に見に行くだけの価値がある。
街全体に古都らしい落ち着きがあって雰囲気が良かった。


マディケリ(Madikeri)

西ガーツ山脈に位置する避暑地。
「避暑地」というが、想像していたほど涼しくはなかった。
気候はバンガロールと同じくらいな気がする。
周辺にはコーヒープランテーションがあったり、高台からは幾重にも連なる山脈が望めたりして楽しかった。
しかし、徒歩圏内にほとんど見所がないのが残念なところ。
南インドの避暑地として、タミル・ナドゥのウーティーが同じような立ち位置にあるが、個人的にはウーティーの方が観光地として整っていると思う。


シュラヴァナベルゴラ(Sravanabelagola)

ジャイナ教の聖地で、岩山の上に巨大なゴマテーシュワラ像がある。
街には2つの岩山しかないので、わざわざこのためだけに行く感じではない。
ぼくは訪れなかったが、周辺に古王朝の壮大な遺跡群があるらしいので、そのついでに立ち寄るのが良いと思う。


マンガロール(Mangalore)

アラビア海に面した港湾都市。
観光地としての知名度はあまり高くないが、非常に洗練された都会の印象を受けた。
古くから重要拠点として栄えた港町だけあって、いろいろな文化が流入しているのだろう。
あえて日本の都市で例えると、長崎のような雰囲気。


ムルデシュワラ(Murdeshwar)

ムルデシュワラ寺院があり、アラビア海に迫り出すようにして20段のゴープラムと巨大なシヴァ像が建てられている。
インド人の間では巡礼地として有名な場所のようで、バスを貸し切った団体巡礼客がたくさん来ており、みんなで集団沐浴をしていた。
とにかく熱気がすごくて、今回の旅で最も印象に残った場所だった。


ゴア州

インドを代表するリゾート地。
ビーチ沿いにはクラブが密集し、インドの中では安くアルコールが手に入るため、パーリーピーポーが集結する場所。
ちょうど年末年始に訪れたこともあって、盛り上がりは最高潮に達していた。
ハイシーズンでホテル代が高騰していたこと、ぼく自身がパリピではないこと、事前の期待値が高すぎたことなどもあって、個人的には「最高な場所だった」とは言い難かった。

北ゴア(North Goa)

賑やかなビーチが連なるエリア。
ハイシーズンだったこともあり、インド人だらけだった。
パーティーやお酒好きにはたまらないかもしれないが、ビーチでのんびりしたかったぼくとはあまりマッチしなかった。
確かにビーチリゾートとしては有名かもしれないが、あくまでも「インドの中では」というカッコ付きの話。
海外旅行がしづらいインド人にとって、海外気分を味わえる最高な場所かもしれないが、世界最強のパスポートを有する日本人としては「世界にいくつもあるビーチリゾートの一つ」程度の位置付けでしかないような気がする。


パナジ(Panaji)

ポルトガルのカラフルな街並みが残る。
街中なのでビーチはあまりないが、その分落ち着きがあるように感じた。
意外と緑も多くて、街を歩くだけでも楽しかった。
インドには珍しく、パナジにはカジノがある。
しかし、規模は小さいので、本格的に楽しみたいのならシンガポールやマカオに行った方が良い。


まとめ

以上、ざっくりとした印象のまとめでした。

カルナータカは、様々な見所があって楽しかった。
以前タミル・ナドゥを周遊旅行したときは、観光地のほとんどがヒンドゥー寺院だったために最後は食傷気味だったが、カルナータカではそんなことがなかった。
ヒンドゥー寺院もあれば、キリスト教会や西洋風の宮殿もあり、高原もあれば、ビーチもあり、多様な魅力を持つ州だと思う。

ゴアに対する評価があまり高くないのは、ぼくの中で期待値が大きすぎたからだと思う。
また、ゴアの真髄ともいえるクラブやアルコールに全く縁のない人間なので、その点も楽しめなかった。
ぼくとゴアの相性があまり良くなかったのだろう。
年末年始であまりにも騒々しかったので、雨季のオフシーズンに行ったら、また違った印象を抱くかもしれない。

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