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Kalaignar Memorial International Marathon

チェンナイにて3回目のフルマラソン挑戦。

大会

前州知事の名前を冠したこのマラソン大会は、州政府が企画運営するチャリティーイベント。昨年は4万人超の参加があり、今年はそれをさらに超える見通しだという大規模なマラソン大会だ。
5km、10km、ハーフ、フルの4部門あって、参加者のほとんどが5kmか10kmに出走する。


前泊

スタート地点が家から車で30分くらいのところにあり、早朝にタクシーを捕まえられないかもしれないことを考慮して会場近くのホテルに前泊することにした。

ホテル検索アプリで予約していたホテルに行くと、外国人を泊めることはできないという。
しかし、「宿泊を受け付けてしまったのはこちら(ホテル側)のミスなので」ということで、ホテルのマネージャーがアプリの担当者に連絡してキャンセルと返金の手続きをしてくれた。さらに、付近で同価格帯のホテルを探して、連絡まで入れてくれた。
すんなりチェックインできなかったのは面倒だったが、インドでここまで手厚い対応にはなかなか出会えないので感動した。

夕食


スタート

フルマラソンは午前4時のスタート。

規模の大きい大会だが、フルを走る人は少なく、スタート地点に集まったランナーは100人ほど。

サンダルランナー

日中の気温が高い熱帯地域のマラソン大会は、まだ暗いうちからスタートするのが通例だが、それでもじっとりと汗ばむ蒸し暑さだ。

一部区間で足元が見えないほどの闇になっているところがあり、牛糞や小動物の死骸を踏んでしまわないかドキドキした。


ゴール

折り返し地点の手前あたりで日が昇り始める。
次第に交通量が増え始め、交通規制もガバガバになり始めた。

フルを走る人は少数なので、42kmのコースはあまり手厚く対応されていないように感じた。
そもそも給水所の数自体が少なく、ぼくが折り返しを走るころには給水所の撤収を始めたりしていて、かなりしんどかった。

最後の10㎞を迎えたころには完全に交通規制は解かれ、コース誘導をする警官も姿を消してしまい、いったいどこを走ればよいのか分からなくなってしまった。

ゴール周辺は5㎞、10㎞を終えて帰る人たちでごった返しており、とても走れたものではなかった。


レースを終えて

フルに関して言えば、運営の仕方がいろいろと杜撰だと感じたところが多かったが、あまり文句は言えない。
というのも、参加費がたったの500ルピー(約850円)だったからだ。
この値段なら、Tシャツとメダルをもらえ、記録を計ってもらえるだけでもありがたい話だ。

昼食に日本食レストランで鉄火丼とお好み焼きを食べたが、失神するほどおいしかった。

おわり

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