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新規事業のチェックシートをChatGptで作ってみた結果( #マンダラチャート形式 )

こんにちわ。堤です。最近は、ほんとAIが面白いですよね。自分もさわりながら、毎日のように試行錯誤してます。

日頃は、ITスタートアップで新規事業開発などしているのですが、今回、そんな「新規事業」の現場で使えるチェックシートをChatGpt4を使って作ってみました。

この記事では、その過程と結果を共有したいと思います。

まず、実際にできたシートがこちら。俯瞰でみやすい、マンダラチャート形式にしてみました。

※「新規事業チェックシート」画像ダウンロードリンク

新規事業をはじめたばかりの人が見ても、伝わる言葉になるように表現は整えています。

けっこう長く新規事業をやってきた人でも、現場にのめり込んでいると視野がせまくなってしまうことはよくあるので俯瞰であらためて見直すためのツールとして使えるんじゃないかと思います。


「チーム作りのとこ、ちょっと足りてなかったな」

「事業のキーになっているのは何か、もう一度考え直してみようか」

少し離れて見るからこそ気づけることがあります。

そんな俯瞰視点を入れる手法としては、外部のメンターなどもよく使われたりしますが、

頻繁に出来ることではないので、こういったチェックシートでの定期的な振り返りはけっこうおすすめです。

ここからは、そんなチェックシートを作成した流れを以下の3ステップで解説します。

マンダラチャート形式にした理由や、ChatGptの使い方と難しさ、「新規事業」以外のテーマへの転用の可能性についても、話していきます。


1.マンダラチャート形式にする利点

まず、チェックシートをマンダラチャート形式にする利点ですが、以下の3点です。


◼︎階層式で深ぼれる

まず、「階層式で深ぼっていく」のは、事業の解像度をあげる上でも重要なポイントです。

マンダラチャートは中央の8マスがメイン項目となっているのですが、

ここにあるものだけを見て、

「市場調査をしよう」
「ビジネスモデルを決めよう」
「プロトタイプをつくろう」

なんて考えても、それで出来るなら苦労しないですよね。

真ん中のメイン項目から派生した、それぞれ8マスのサブ項目が、メイン項目を形作る要素になっています。

このサブ項目を見ると、なんとなくアクションレベルで何をすればいいか見えてきますよね。分かりづらい要素を理解できるとこまで分解するのは、事業作りでも大切なことので、それを意識的にできるようになるという意味でもマンダラチャートはいい表現方法だなと感じてます。


◼︎優先すべきものを絞れる

次に、「優先すべきものを絞れる」という話ですが、メイン項目8、サブ項目64の、合計72の要素しか入れられないからこそ、優先順位高いものしか入りません。

「階層化できる」という点は、マインドマップも同じ利点がありますが、この「絞る」という点が、マインドマップとの明確な違いなのだと思ってます。


◼︎1枚で振り返りやすい

最後に、「1枚で振り返りやすい」という話ですが、これは言い換えると、パッと見て理解しやすいということです。

こういった振り返りを目的としたチェックシートは「ぼんやりと眺めながら、考えを深める」という使い方をすることが多いのですが、

その場合、1枚の中で目に入る情報量を圧縮した方がいいので、

箇条書きやフローチャート形式よりも、マンダラチャート形式のような中央にギュッと集まった形が良いんじゃないかと思います。

チェックシートをながめながら、「もっと考えを深められる3つの要素はどれかな」といったお題を自分自身で出してみて、向き合って考えてみるとけっこうアイデア出てきたりもするんですよね。


2.ChatGptの使い方・難しさ

次に、ChatGptでの出し方ですが、以下3ステップで進めていました。

これをまずはメイン項目でおこなって、同じことをサブ項目でもやっていくという流れです。

はじめのメイン項目の生成では、こんな感じで指示語をいれていきます。

ただ、この時点ではけっこう粗々で、生成される項目の中には、ちょっとこれはメイン項目にはふさわしくないかもなって要素がまじってきます。

これに対して、「追加で3つの項目を出してください」といった指示を入れることで、バリエーションを出してもらいます。

そこからは、優先順位の判断となるので自分自身の経験をもとにメイン項目としてふさわしい8つの要素を選びます。これで、真ん中の8マスが埋まりました。

次に、サブ項目を生成していきます。指示語としては、メイン項目の要素を前提条件にします。こんな感じです。

こちらも、出てくる項目はどれも間違ってはいないのですが、実際に現場で使うとなるともっといい項目がありそうだというものが出てきたりするので、それを追加生成しながら、入れ替えていきます。

ここの入れ替えによる編集作業が、専門家として人間がやるべきことなのかなと思います。

ChatGptが出してくれた答えを、今回のお題である「現場のチェックシートとして活用する」というシチュエーションにより適した項目に入れ替えることで、ほんとの意味で実務レベルで使えるものになっていきます。


3.他のテーマへの転用の可能性

最後に、「他のテーマへの転用の可能性」ですが、このマンダラチャート形式でのチェックシートは、けっこういろんなものに使えそうな気がしました。

それで、ひとつ別テーマで作ってみたのが、こちらの「PR・ブランディング」のチェックシートです。

※「PR・Branding チェックシート」画像ダウンロードリンク

これも、自分自身が担当している職域で優先順位づけなどもしやすいことから、選びました。

「PR・ブランディング」の初心者の方とかはこのシート見ながら考えていくだけで、いろんな視点をおさえながら考えを深めていけるんじゃないかと思います。

このマンダラチャート形式でのまとめは、作ってる側も、テーマの整理になって勉強になるなぁと思ったりもしたので、ChatGptを学習ツールとして使いたいときのアウトプット手法としてもいいかもしれません。

おわりに

今回の記事は、YouTubeで音声付きの動画にもまとめているので、全体を通して見直したい方はよかったらこちらも参考にしてください。

以上、興味持っていただけたらぜひスキやコメントください。今後もちょくちょく学んだことまとめて残していきたいと思ってます。

堤でした。ではまた。

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