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12日に仕事を納めてしまったのでしばらくのんびりと過ごしていたけれど、今日からまた働き始めた。最初はギアがうまく入らなくてミーティングを半分聞き流してしまうような状態だった。前日少し飲みすぎたのもあるし、ヤクルトとコーヒー以外何も口にしてなかったせいもある。

なんとか自分を起こして米を食べて資料とパソコンと向き合ってたら
あっという間にこんな時間になっていた。現在23:40。1日が終わってしまう。

実はさっきまで明日病院に行かなければならないことをすっかり忘れていて、朝イチで現場の下見に行こうとしていた。

たった2週間の休みで散々緩んだ自分が、一度正しくギアが入って仕舞えば思いのほかしっかり走り出したのは少し意外だった。

2週間の間は時間が驚くほどゆったり流れていたのに(10分たっただろうと思っても5分しかすぎてなかったり、寝過ぎた!と思って起きたのにまだ朝のうちだったってことがよく起こった)

今日はあっという間だったな。

さて、昨日のつづき。

長谷先生が説明してくれたこと

・子宮頸がんにどうなるのか
ヒトパピロマピーウイルスが体内に入って子宮の出口に感染をし、さらに細胞の中に侵入して異形成を作る。異形成は、正常に戻る場合があるので癌ではない。9割くらいは感染しても勝手に治る(生理などで排除される、自然治癒)。残りの1割くらいが悪くなっていくことがある。

・多くの女性(女性人口の約8割)が一生に一度は感染している。

・なんで異形成が悪くなっていくのかはっきりと原因を特定することはできないけれど、喫煙や免疫が関連する。

・異形成について
軽度、中等度、高度の3つ段階に分類される。高度異形成を上皮内がんと呼んだ時期があったが、現在はその認識はない。ので、ステージ0の子宮頚がんという認識もない。現在は、むかし上皮内がんと呼んでいたものと高度異形成は殆ど同じ概念で考えられている。
異形成というものが最後には癌になる。中等度異形成はまだ良い(治療対象にならない、自然治癒する場合が多い)が高度異形成から治療対象になる。
世の中に異形成を治す薬はない。ウイルスに感染しないようにするワクチンはあるが、日本はかなりその普及に遅れをとっている。

ここから図を描きながら説明をしてくれた。

・前述の通り治す薬がないので、子宮の出口にあたる部分を円錐形に切除することで治療する。

ここまで話した段階で、先生は一区切り置いて質問はありますか?という意味合いの間をとった。

Q 中等度異形成までの段階では多くの女性が知らぬ間に感染し治癒しているという話でしたが、中等度異形成から高度異形成まで発展するのに平均的にどのくらいの期間がかかるものですか。

・数年。早い人であれば1、2年。HPVにはたくさん種類があり、そのどれに感染したかにもよる。中にはあっという間に悪くなる人がいるのは事実。多くの場合5年や10年かけて悪くなる。性交渉の頻度や性交渉があった期間の長短に影響を受けることはない。例えば、最後に性交渉したのがかなり昔だったとしても、全然関係ない。急に進むものではない。
僕ら(人間)は性交渉で(HPVに)感染するんだれども、例えばHIVやクラミジア、梅毒とは別物だという認識。

ここまで喋って「まあそんなことはどうでもいいんだけど。笑 実はもう少し深い話をしなければいけなくって。」と言いながら、長谷先生は再び図に書き込みを入れながら話し始めた。


この時の心境、「!?」。


もう5月かよ!?


1st May 2023


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