池村清可

池村清可

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昨日は楽しい夜だった。 画面越しでないとなかなか会えない友人が3年半ぶりに日本に帰ってきて、地元で旧友とお酒を飲んでたくさん話した。 3年半前を思い出して、その頃から変わったことがたくさんあって、みんなで感慨深くなったり、その変化の中で勇気を出したことや傷付いたり傷つけてしまったりしたことを話して慰め合った。 3年半前、私の記憶が正しければ、集まりの中の2人はそれぞれのパートナーと生活するために日本を離れて異国で生活することを決意し、1人は後に夫となる(予定)人と出会った

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      手術は5月30日の午後3時頃から行われて、無事に終わった。術後2週間経って、2週間検診を受け、状態に問題がないことを確認している。 手術が終わってからしばらくドクターストップを受けていることは ・跳躍を伴う激しい運動 ・湯船に浸かること ・性行為 この3つ。いつ制限がなくなるかは体の回復状況によって長谷先生が判断するそう。 手術が終わって1週間は水のようなおりものが常に出ていて、1週間経過した後くらいから出血が始まった。予定より早く生理がきただけだと思っていたら、生理の経血

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        続き。 ・では円錐切除はどうかという話になると、グレーになる。円錐切除くらいの手術であれば大丈夫だという医師も沢山いる。もっと安全に手術を行うのであれば1カ月待った方が良い。 「…そういう問題点があって、それはどうしようかなと思っていました。もしピルの話がなかったら急ぎで入れて、ぽんぽんってやっちゃおうかなと思ってたんですけど、実は。笑 どうかなぁ…。自らリスクに足を突っ込む必要があるのかと思って、それは…お任せしてもいい。笑」 私はクリニックの担当医師が私の渡英のスケ

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          長谷先生との1回目の面談の話の内容を手術の前に書き終わっておきたい。と思って慌ててまたあの日の録音を聞き直している。 5の続き。 * もう少し深い話をしなくてはいけなくて、と前置きして先生はAGCの話をし始めた。 ・今回は細胞診というがん検診で引っかかってきていてAGC = Atypical Glandular Cellsも異常初見としてででいる ・子宮頸がんは子宮の入り口にできるもの。子宮全体として見た場合ある部分(今回円錐切除で取る部分寄りも内部側に進んだところ

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          一度崩れてしまったものをもう一度立て直そうとするのはとても難しい。出発を延期して1ヶ月経って、すっかり普段の生活に戻ってしまった。普段の生活といっても、これまでと同じ場所で同じことをしている以外に違うことは沢山あった。たった1ヶ月という期間には多すぎるくらいの感情の起伏があり、自分のご機嫌をとるためにそれなりにお金を使い、その分仕事を必要以上に頑張り(有り難いことにすぐに予定は埋まっていった)、初めて1週間も休みをとって約4100mの山に登ってみたりした。 物事をすぐに判断

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          今飛行機の中でこれを書いている。 もちろんイギリスに行く/行けるわけではない。 この飛行機はクアラルンプールに向かっている。 * noteを書き始めてしばらく、本当に全く人に読まれている何で考えもしなかった。 これはとてもおかしなこと、と後から気づいた。 公の場にわざわざ投稿してるんだからそれだけ「見られている」意識を持つべきだったのだけど、どうせ誰も見てないと信じていたんだと思う。 "今見られていない"なのか"永遠に見られていない"かで言えば、今見られていない"だろう"

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          ご自由にお書き下さい。 noteのテキスト投稿ページにはこう表示されている。 TwitterのWhat’s happening?と同じような立ち位置の文言だけど、これはめちゃくちゃ引っかかる。 ほんとにご自由に書いたところで許されるわけないじゃないか。 もうすでに失敗してしまっているし。これについては多分そのうち書くけど今日じゃない、こんなにも寝不足で夜中に言語化したらまた間違ってしまう。 とにかく、ご自由に何か出来る状況なんてそうそうないと思う。 * 仕事を再開して思

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          眠たくて何も書けない。 瞼が重たい。 でも何も書けないって書いた。 7日目。 3rd May 2023

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          今日は病院に行ってきた。 目的は4つ。 ・身体の状態を確認する内診を受けること ・全身麻酔に耐えられるか確認するために受けた各種検査の結果確認 ・手術の説明 ・入院の手続き 11:30から の予約で14:30までかかった。 また何も食べずにヤクルトとコーヒーだけ飲んで向かってしまったのでちょっと辛かった。いい加減学べよ自分。カバンに水以外も入れておけ。 長谷先生と改めて話して色々不安要素が減ってよかった。 内診は何度受けても慣れない。あの時間に抱く感覚はちょっと独特だと

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          12日に仕事を納めてしまったのでしばらくのんびりと過ごしていたけれど、今日からまた働き始めた。最初はギアがうまく入らなくてミーティングを半分聞き流してしまうような状態だった。前日少し飲みすぎたのもあるし、ヤクルトとコーヒー以外何も口にしてなかったせいもある。 なんとか自分を起こして米を食べて資料とパソコンと向き合ってたら あっという間にこんな時間になっていた。現在23:40。1日が終わってしまう。 実はさっきまで明日病院に行かなければならないことをすっかり忘れていて、朝イ

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          マッサージ師の疲れは誰が癒すのか。 * 病気の話の続き。 4月17日 朝一で婦人科の担当医から着信あり。応答しそびれる。留守電とメッセージが残されていた。その後折り返すと担当医ではなく院長が電話口に出て市立病院の予約を取り付けたことを伝えてくれた。 さらに、担当医が順番を誤っていろいろとあなたに連絡したみたいね、18日に手術になる可能性はかなり低いのでそのつもりで、と伝えられる。 もしかしたら私の担当医はかなり情に寄り添うタイプなのかもしれないな、とこのとき思った。

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          今晩は登山者向けのホステルに宿泊してる。 宿泊者の就寝時間が早くてパソコンで文章を打てる環境がない。パソコンの操作音は思っている以上に響くし、耳障りだ。 私は明日登山するわけではないから(今日したわけでもない)彼らと同じように20時とかに寝る必要はないけれど、現在の私の課題は今早寝早起きと免疫アップだから便乗すべき。 シャワーを浴びて、写真を整理して、 さあ書こうという時点で時刻はすでに23:37だった。 早寝には出遅れた。 でもまだ早起きできるな。 ヤクルトのおかげ

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          本当なら日本時間の28日0:30頃にヒースロー空港に到着しているはずだった。そして今頃、ロンドン市内を歩き回って写真を沢山撮りながら郵便局に 向かい、BRPカードを受け取って家探しを始めていただろう。 「本当なら」? 何があるべき本当なんだっけ。 先日食事をした人に もしもこうなってたら、と思うことはありますか? と尋ねたら、彼は “たら・れば”なんてないよ という返事をした。 そういう返答をするだろうなという感じの人にわざわざ聞いてしまって なんて分かりきった回答を

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          2023年4月16日 犬吠埼への旅行中、病院から着信があった。 運転中で気が付かなかった。 子宮頸がん精密検査の結果を予定よりも早く伝えたいとの旨、留守電で確認する。 ああ悪い予感がする。折り返して担当医師と電話で話した。 CIN3(高度異形成)という結果が出ているので4月18日に市立病院で診察、子宮頸部円錐切除手術を受けられるよう手配する。予定を空けるように言われる。 「渡英は見送る必要があります、医師としてはこのまま予定通りに送り出すことはできません。 18日に手術