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えいいちくん(渋沢栄一)

むかしむかし、あるところにえいいちくんという男の子が産まれました。えいいちくんのおうちは服に色をつける材料を作ったり、服に必要な糸を作ったりしていました。

えいいちくんは、日本や海外の勉強をたくさんしていました。

その時日本は、海の外からいろいろな国の人がきて、ばたばたしていました。
えいいちくんも、外国に負けないよう、頼りない日本のリーダーを変えようと動きました。
しかし、えいいちくんはその日本のリーダーと一緒に働くことになりました。

えいいちくんは海を越え、フランスという国へいくことになりました。

フランスでは、そのとき日本には無かった蒸気機関車やエレベーターがあり、えいいちくんはとてもびっくりしたそうです。

日本に帰ったえいいちくんは、フランスで勉強したことを周りの人達に教えました。

「誰かひとりだけがやるんじゃなくて、みんなで力を合わせてやってみよう!」
えいいちくんは、日本で初めて会社を作りました。

色んな人にお金を貸す銀行
手紙や、物を運んでくれる郵便
紙を作る会社、料理をするときに使うガス会社
お父さんやお母さんが大好きなビールの会社も
えいいちくんが作ったり、手助けしたりしていたのです。

また、えいいちくんは、お父さんお母さんんがいない子たちや、貧乏な人たちを見捨てることはありませんでした。
色々な会社をするだけじゃなく、たくさんの人を守ることも忘れませんでした。
勉強をするための大学も作っています。

えいいちくんは、お金のために誰かを傷つけることは許しませんでした。だけど、お金のことは誰よりも大事に考えていました。

お金がたくさんあれば、好きなものがたくさん買えます。お金持ちになりたいなと思ったことがある人はたくさんいるでしょう。
えいいちくんは、お金持ちになりたいと思うことは大事だけれど、人や物を大切にすることももっと大事だよと周りの人に教えていました。

誰かを泣かせたり、誰かを苦しませたりしてできたお金は、いつかなくなってしまいます。
誰かを喜ばせたり、誰かの為になったりするようなお金は、いつまでも続いていくことになるでしょう。

今まで(2022年現在)えいいちくんを見たことがある人は少ないかもしれません。2024年から1万円札にえいいちくんが書かれる予定です。さがしてみてみましょうね。

おしまい

保護者様へ(大人のコソコソ話)
著者の私が大好きな渋沢栄一でした。近代日本の礎を築いたと言っても過言ではありません。
渋沢栄一は日本資本主義の父と呼ばれることもありますが、本当は資本主義ではなく合本主義の父です。
簡単にいうと、資本主義は資本家が商品を作り儲けるやり方で、合本主義は公益のために経済活動をするやり方です。資本主義が、資本家のための経済活動ですが、合本主義は社会のための経済活動という意味です。
自分さえ儲かればよいという考えが、いずれ資本家の首を絞めることになるので、長期的にみると資本主義よりも合本主義の方が良いと私は考えます。
実は、資本主義といえばこの国、アメリカでも、同じような考え方をするようになってきたのです。
「これまでは株主のために経営やってきましたが辞めます。従業員、地域の人、株主、すべての関わってくれる人たちのための経営を目指します。」
ということを言い始めました。
渋沢栄一の考え方は、約100年後の今、世界中で注目されるようになってきているのかもしれません。

実は渋沢栄一、相当な女性好きだったようです。福沢諭吉先生とは正反対ですね。
正妻は2人で、その子供は9人(2人は幼くして亡くなった)いました。ほかにも妾が数人いて、その子供を合わせると20人以上にのぼるようです。今でも様々なところで渋沢栄一の子孫は活躍しています。

渋沢栄一、多数の会社や銀行などにかかわり、さぞお金持ちで子孫もたくさんいるので相続で揉めたんじゃないかと邪推する方もいらっしゃると思います。結論としては、全く揉めませんでした。そもそも栄一は第一国立銀行の給料以外はほぼ無給でした。立ち上げた会社の株などを持ち、それを売ってまた新しい会社の立ち上げ資金にしていたそうです。
子どもたちが相続関係で揉めないように、財産管理を行う澁澤同族会を立ち上げ、すべての財産をそこで管理したようです。

また第2次世界大戦後、GHQが日本の財閥を解体した話は有名ですよね。大きな企業が日本の軍国主義の後押しをした、軍国主義を手助けしたとしてGHQが解体してしまいました。渋沢財閥も解体対象の一つに挙げられます。しかし、GHQは調査の結果、渋沢財閥は解体する必要がないとの結論をだしました。しかし、他の財閥が解体される中、自分たちだけが解体されないのは世間が承知しないと当時の渋沢家当主の敬三は解体することにしました。

渋沢栄一の想いは、経済と道徳を両立させることです。
一般人から政治家まで、この渋沢栄一の想いを絶やさぬようにしていきたいと考えています。

渋沢栄一への愛が強すぎて、コソコソ話が長くなりました。
申し訳ございません。

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