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ロランバルト「明るい部屋」を読んで

最近ようやく読もうと思っていた本を手に入れたので読みました。
というより今読んでいる途中で書きたくて書いています

タイトルにもある通りフランスの哲学者・記号学者であるロラン・バルトの「明るい部屋」を読んでいる感想です。

まず読むきっかけとしては、カメラマンとして写真を撮っていく上で「いい写真とは?」「写真の意味とは?」などを常に考えるようになって答えが出ず迷走していました。
SNSやnoteでも多くの人に語られたであろうこれらの話題

だがどの文章も自分には刺さらず、写真という概念の表層だけをすくっているような感覚でした。
その中でロランバルトの言葉を引用して語っていた人の文章に興味が湧きました。

「それはかつてあった」

ロラン・バルト「明るい部屋」より

シンプルな言葉であったけれど写真が何たるかを説明するにこれほどしっくりくる言葉はありませんでした。

本の中にも書かれていましたが写真に映るものはかつて、そこにあったものです。

なんと当たり前の事を言っているのかと思いますがこれが重要なんです。
バルトは本の中でなんども時間について触れています、写真と時間は切って離せない関係にあります。

写真は撮られた時間で静止しそこに写ったものはその時間で固定されてしまいます。
そこに写った物に対して写真を見る人が何を思うのか、その感情はとても個人的な物であるとバルトは言います。

この先言いたい事を考えたのですが彼ほど上手くは言葉にできないので、今はこれ以上写真とはについて語る事が出来ません。

本を読んでる中で思ったのは、SNSなどで写真について悩んで語っている人は皆この本を読むべきと言う事!
そして自分の好きな写真というのは「本質的な写真」
それがなんなのかを定義したいが未だピースが足りないので上手く言葉に出来ませんでした。

ただこの本を読んでひどく感動しているので誰かにこの感情を伝えたかったのです。

とにかく読み終わってちゃんと理解出来たらまた記事にしたいと思います。
今まで自分がこの本を読まずに写真について語っていた事がとても稚拙で無知であったことを思い知らされました、もっと早く出会いたかった。

兎に角、続きが読みたくて仕方ないので読んできます


皆さんも是非読んでみてください
それではまた

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