トラック運転手

おはようございます。知人が大型トラックの運転手で食品の配送してますが、手取り30万円前後の様です。
私の父もトラックの運転手でしたが、当時年収800〜900万円でした。

どの業種も人手不足状態です。他業種に比べて低賃金であるため人手不足です。拘束時間も約300時間ほど多いようです。

参照
労働基準法32条で定められた法定労働時間を越えて労働者を働かせる場合は、労働者と36協定を結ぶことで、限度基準の範囲で労働時間を延長可能です。

しかしトラックドライバーの場合、この時間外労働の限度基準が決められていません。

そのため、いくらでも労働時間を延長してよいと考える人がいますが、実は厚生労働省の定めた「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準)」によって、労働時間の上限が決められています。

運送業の「2024年問題」

2019年4月に労働基準法が改正され、従業員との事前合意に基づいて時間外労働を延長できる「特別条項付き36協定」の内容が変わりました。

多くの業種の時間外労働は、1年間の猶予を与えられた中小企業を除き、年720時間が上限になります。

しかし、人材不足や長時間労働が常態化している自動車運転業務の規制は5年間の猶予が与えられ、2024年4月からの適用となりました。

運送・物流業界では、改正労働基準法施行が2024年になるため、残業時間の上限規制がやそれに伴い残業代が減ってしまうことなどを指して「2024年問題」といわれています。

2024年問題で中止されている残業の上限規制としては、月80時間、年960時間までが残業時間の上限となりました。

つまり、2024年4月を目処として、トラック運転手の労働時間の上限は、「法定労働時間+年960時間まで」となります。

なお、ほかの業種と違い、「1月あたりの残業時間が45時間を超えるのは、1年につき6ヶ月まで」という新規定は適用されません。

知人の話によると、残業年960時間の場合、手取り30万円以下になる様です。運転手の過労などを考慮すると必要性はあると思いますが、現実生活が更に厳しくなります。

その知人は、バイトをしないと生活ができないと嘆いていました。既婚者で子供もいます。
庶民には厳しい現実社会ですね。



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