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【絵】win-winなサイズを決めよう

こんにちは、清世です。
今回は物理的な絵づくり=サイズを決める話です。

さっそく前回の記事を振り返りましょう

【おさらい】
・薄いものを入れる額縁は、水彩額やデッサン額と呼ばれます
・水彩額は額縁と作品の間に「マット」を挟むことが多いです
・マットとは厚紙に窓をくり抜いたもので、作品の魅力を上げ、作品を保護する役割があります

3行で終わる記事ェ


今回はマット額装を前提に話をします。
作品サイズ・マット窓寸・額縁サイズ・絶対入れるゾーンを決めます

作品サイズは窓寸+20mmくらいあると安心

作品実寸の決め方は人によってさまざまです。
わたしの場合
・届ける人が飾りやすい、見やすい
・自分が描きやすい
・既成額がある
が今の基準です。win-winになるようにしています。

先述の3つのサイズは、マンガ原稿用紙や印刷物のテンプレートを思い浮かべてください
あれと同じです

アイビスペイント 原稿用紙テンプレから拝借スクショ


最初にサイズ(枠)を決めておく理由は、作品実寸ギリギリまで描いてマット額装すると、絵が窮屈に見えたり、窓から絵が切れるからです。
文字制限と似たようなものと思っていただいたらよいかと。

わたしは何度も失敗しています

ここで失敗例をつくってみましょう

これを
ここにいれると

こうなる


添削しましょうかね

なんということでしょう
勝負なら惨敗です

このような悲劇を出さないために描く前に決めるんですね~


こんなふうに、絵づくりは絵の世界を描くほかに、サイズも決めています。わたしが届けたいのは大きな美術館ではなく、夜にひとりで本を開くように見て、絵と対話する静かな時間です。
だから、最近はおうちで見やすいサイズを選んでいます。

これってどんなことにも繋がると思うんです。

お肉屋さんだったら一人暮らしで鶏もも肉600gパックは多いなとか
かばん屋さんなら長財布を持ちそうなお客さんに正方形のミニバッグは小さいとか、長い文が読みたい人に140字は物足りないかもとか。
もちろんわたしも、日々反省しています。(反省侍 あらわる)

なのでまあ、いまはwin-winを目指しているところです。
マイペースで日進月歩です。

ちなみに最後に載せた画像は前に書いた「想像プロセス」の2枚目を実際に描き起こそうとしているものです

次にやってることはこちら↓

手が動くまま想像したものが実際に作品になるまでのプロセスをお楽しみいただければ幸いです。







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