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情報を隠したいなら、情報は出しまくったほうが良い?という話

みなさんSNSで色々発信していますか?
私はあちこちでいくたびにSNSで位置情報出しまくってチェックインしています!

そんなに居場所発信して恥ずかしくないですか?
会社の機密とか大丈夫ですか?
そんなこと聞かれます。

ま、流石に機密に影響する時は発信しませんし、恥ずかしい居場所(なにそれ?w)の時は発信しませんよ。

この話には、ちょっとひと考察があるのでお付き合いください。

みなさん。少し以前にXでバズっていた以下の画像をご存知ですか?

色々な人がこれをリツイートしたり引用しているので、どれがオリジナルなのか?加えて、そもそもこれは本当なのか、捏造なのかすらわからないのですが、仮に本当だったとしましょう。

このコンビニのコーヒー販売機の画像を見ると、テプラ(ラベルプリンター)で作成された多数の注意書きが貼られています。

注意書きが大量に貼ってあってどうしたら良いかわからない女性をAIに描かせましたw

ここで、この課題についてちょっと整理してみます。

  1. 情報過多:多くのラベルがあるため、消費者はどれを読むべきか、どの情報が最も重要かを瞬時に判断しづらくなっています。

  2. 視覚的混乱:ラベルが機械のいたるところに貼られているため、視覚的に統一感がなく、混乱を招きます。これにより、ユーザーが操作方法や警告を見逃す可能性があります。

  3. 操作手順の不明瞭さ:多数の注意書きが存在すると、本来の操作手順がどれなのかが不明瞭になります。重要な手順が過剰な情報に埋もれてしまいがちです。

  4. 利用者のストレス増加:機器の使用を簡単にしようとする注意書きが逆に利用者にストレスを与える原因となり、利用をためらわせる可能性があります。

さて、この課題の中で、情報過多について考えましょうか。

完全にこのコーヒー販売機は「情報過多」ですよね。
何が重要なのか、どの順番で読むのか、もはや全くわかりません。

情報過多によって、受け手は重要な情報を見逃したり、全体を把握するのが難しくなり、結局何も情報が伝わらない、または誤解を招く可能性があります。
情報をきちんと伝えたい場合は、要点を絞り、シンプルでわかりやすい方法で情報を整理・提示することが重要となります。

ここで気がつく人はいますよね。

情報を伝えようとして情報過多になると、結局伝わらない。

一方で、発信している割に「何が重要なのかをわかりにくいようにしたい」という時には、わざと情報過多にするという手もあるんですよね。

それらは「情報のカモフラージュ」や「過剰情報による隠蔽」と呼ばれます。

大量の情報の中に、本当に隠したい情報や重要でない情報を混在させることで、特定の情報を見つけにくくします。

セキュリティ分野では、重要なデータを大量の無関係なデータの中に隠して保護する手法もあります。

で、話を冒頭に戻すと、
SNSでの位置情報のチェックインや頻繁な情報の共有も、一種の「情報のカモフラージュ」や「過剰情報による隠蔽」になっているんです(なっているかもしれませんw)

自分の居場所や活動に関する多くの情報を公開することで、実際には隠したい、または注目されたくない特定の情報を視界から外す効果があるかもしれません。(と言いたいだけですw)

ただし、それでカモフラージュできるのは、対人間だけかもしれませんね。
なにしろ人間は見たいと欲するものしか見ないからです。以前こんな記事書きましたけど↓

AIの活用で、無数の情報の中から分析し、重要な情報を見つけ出せるかもしれません。

ま、実際は、公開することによるメリットも大きいんですよね。

ある企業にチェックイン!
つまり、私が特定の企業を訪問したことを共有することで、その企業と過去に関わりのあった他の人々が接触してきたり、情報交換の機会が生まれることがあります。
自分の活動を公開することで、多くの皆さんとの関係をより強化したり、新しい繋がりを作り、ビジネスのチャンスを創出するなどのメリットをもたらすことができます。

ま、いくらただし「過剰情報による隠蔽」のつもりでたくさん発信しても、
見る人が見ると、何が重要かとかわかっちゃうんですよね・・・
ということで、やはりSNSでは、プライバシーや情報セキュリティに注意を払わないといけないですね。

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