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俳句やってました

 30年余り前に、子供が生まれて、575だとすぐできるという安易な考えから俳句を始めた。『ラ.メール』俳壇で、今をときめく夏井いつきさんと一緒に投稿者として掲載されたりした。そのまま続ければよかったのかもしれないけれど、詩が一番好きだったので、俳句からは遠ざかってしまった。これはこれでよかったのだと思っている。
 当時所属していた俳句結社『春燈』に発表した句で季節に合うものを時々紹介させていただきます。

蒲公英や本日主婦業休業なり
万華鏡砕けて春の愁ひかな
高野聖脛に傷もつ雪解かな
捨て置きて捨て切れぬもの菜種梅雨
少女には少女の野心サイネリア

      1993年『春燈』4月号より

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