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好かれるアルバイトの行動

前回のまとめ

前回はなぜ真面目なアルバイトが嫌われてしまうのか、その理由を解説しました。


■「真面目なのに」嫌われる行動の条件

・否定的
・相手に別の方法を考えることを促す
(相手の取るべきアクションを提示できていない)
↓ 
面倒くさいと思われてしまうから嫌われる

しかしちょっとした工夫で解決は可能です。
今回はその方法について書き記します。

■ 解決法

大事なこと
「面倒くさい」と思われない言い方で言う

それではどうすれば相手は面倒くさく感じないのか
➡嫌われる行動の裏返しをする
① 疑問文で言ってみる
② 提案は出来るだけ具体的に

この2つを備えていればあなたの行動が正当に評価される可能性はかなり高くなるでしょう。
下にそれぞれの意味を解説します。

■ ①疑問文で言ってみる

Aさん「このやり方はよくないです。こうした方が良いと思います。」
Bさん「このやり方よりもこちらの方法でやってみるのはどうでしょう?」

二人とも同じことを言っていますが、言われた時の感想は結構違ってくるのではないでしょうか。
Aさんの言い方はすごく強情な感じがする一方、Bさんは柔らかく聞こえますね。
その理由は、疑問文で言うことにより相手の意見を聞く姿勢を示すことができるからです。
人間は自分の意見を聞いてくれる人に安心感を覚えます。
他方、否定や断定で言われると相手は心を閉ざしてしまいます。
どれだけ良い意見でも耳に入ってこなくなってしまいます。

■ ② 提案は出来るだけ具体的に

Aさん「テーブルが汚いのでもっと掃除しませんか?」
Bさん「いつも15時位からお客様が少ないので、この時間のシフトの人がテーブルの拭き掃除を出来そうです。明日からやってみませんか?」

実際にあなたが店長の気持ちになってみて言われた時の気持ちを想像してみてください。
どちらが「よし、やりましょう!」となるでしょうか。
Bさんからの提案の方がやってみる気持ちが湧いてくると思います。
何故なら、やることが具体的だからです。
Aさんからの提案だと、このあと「いつ・誰が・どうやって・そしてそれは可能なの?」について考えなければなりません。
もちろんそれを考えるのは店長の仕事なのですが、店長もテーブルがキレイな方が良いことはわかっているのです。

多くの場合、「あるべき姿」はみんな共通しています。
例えば、キレイなお店・明るい接客・行き届いた教育…等。
しかし、「どうやって実現するか」でみんな悩んでいます。
それは店長も含めてです。
だからこそ、具体的な提案は喜ばれるのです。

■ まとめ

以上のように、疑問文で言ってみることと、具体的な提案をしてみることを心がければ、店長にあなたの提案に聞く耳をもってもらうことができ、しかもそれを感謝されるようになると思います。

また、この話し方は仕事以外でも生きてくることが多いです。
例えば、旅行の計画をするときに「〇〇は行きたくない」ではなく「たまには〇〇に行ってみない?」と発言すれば相手も心を開き楽しく計画を練ることができると思います。

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