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自分のやりたいことを明確にする3つの方法

突然ですが、『はたらく』ことにどんなイメージを持ちますか?

楽しい?苦しい?やりがい?お金を稼ぐための手段?いろいろあるかと思います。

リクルートキャリアの調査では、働く喜びを必要としている人は78.6%もいるのに対して、働く喜びを実感している人は36.1%にとどまります。

では、この36.1%の人に共通することはなにか?それは『自分の持ち味を活かせているということです。』自分の持ち味を活かせている人は、自身の持ち味を自覚し、持ち味を活かせる仕事や職場を選択し、そして働く喜びを実感して生きているのです。

本日は、自分の持ち味を自覚し、やりたいことを明確にする方法を自身の体験談も踏まえてお話しできればと考えています。

①過去から考える。『ライフラインチャート』

ライフラインチャートは、一般企業の研修やキャリアデザイン講座でも使われている自己分析ツールです。縦軸に自分が感じる満足度(充実度)、横軸に時間軸(過去の年齢)を設定し、これまでの歩みを曲線(ライフライン)で描くことで、自分の感情の揺れ動きを可視化することができます。

ポイントは2つあります。1つ目は曲線ごとにどんなことがあったのか、その時の出来事や感情・思考を明確にしていくこと。明確にすることで自分の強みや弱み、価値観や行動パターンが分かります。自身の喜びは過去の挫折やコンプレックスからきていることが多く、私は高校時代の野球部の経験が現在の仕事のやりがいにつながっています。鳴り物入りで入部したにも関わらず、全く結果を残せず、自身や周りの期待に応えられないという挫折を経験してます。社会人になりフィールドは変わりましたが、営業職という仕事で顧客に期待されるという出来事を経験することで、それに応えていく喜びを感じながら日々過ごしています。

2つ目は対話をすること。人と対話することで違う視点でその物事をみれたり、声に出すことで改めて考える機会をもつことができます。実は今の仕事に就くまで、高校時代の挫折は自分の中だけに閉まっていました。しかし、挫折=失敗ではなく、糧と捉えることでその出来事時代ポジティブに考えられるようになりました。誰にでも挫折はあるので話すことで、人間味を感じてもらい、相手に心を開いてもらえるきっかけにもなります。※相手を否定することはせずに、話を聞くことをお互い意識して取り組んでください。

②現在から考える。『ストレングスファインダー』

ストレングス・ファインダーは、米ギャラップ社が提供している才能(資質)の診断ツールです。膨大なデータベースから自身の才能を34種類から分類し、強みと弱みを理解することができます。自分がどんな才能を持っているかは、30分ほどのWebテストを受けることで分かります。Webテストを受けるには、アクセスコードが付属するストレングス・ファインダーのガイド本「さあ、才能に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、生かす」を購入するか、ギャラップのサイトを通じてアクセスコードを購入する必要があります。テストを受けると自分が持つ才能の上位5つを見ることができます(ちなみに、追加料金を払うと34の才能のすべての順位が見られます)。

ポイントは実際の判断結果を自身の仕事のエピソードと紐付けることです。紐づけることで、抽象的な資質を具体化でき、他の仕事でも再現性を持たせることができます。例えば、私の資質の1位は学習欲です。資質の説明としては、あなたはいつも学ぶプロセスに心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが刺激的なのです。何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスで移行することで活気づせられます。と書いてます。

私は高校時代の結果が全くでなかった経験から結果を出すためにはプロセスが大切だという考えが根底にあります。そこから営業活動の中で結果から逆算してプロセスを設計して行動することができますし、また、読書やセミナーなどを通して得た豊富な知識の中から顧客にあった最善の提案をすることで信頼を得て結果を出しています。

今の転職のトレンドはまたぎ転職。同業界・同職種の転職は5人に1人で、4人は異業界・異職種にキャリアチェンジをしてます。またぎ転職の際に面接で必ず聞かれるのは、あなたは何ができますか?という質問。その質問に対して、ストレングスファインダーの資質とエピソードを織り交ぜて話すことができれば、好印象をもっていただけるはずです。

③未来から考える。『WCMシート』

これはリクルートが実施している、本人が実現したいこと(Will)、活かしたい強みや克服したい課題(Can)、能力開発につながるミッション(Must)の項目からなる目標管理方法です。仕事を通じて実現したいこと(Will)を明らかにし、その実現のために何ができるか、どのようなことができるようになる必要があるか(Can)を確認した上で、何をすべきか(Must)を考えることができます

ポイントは5W1Hでできるだけ具体的に落とし込むことです。例えば、1年後に現在の組織でリーダーとしてチームのマネジメントをする為に、自身の行動力を強みとして、結果を出すことはもちろん、その結果がなぜ出せたかを言語化し、周囲に展開できるようになる。その為に、マネジャーとの面談を通じて週に1回自身の仕事を振り返り、内省する。とか。

3つに共通して大切なのは、意識して行動し続けること。やって終わりでは、何事にもなりません。

野球で、こんな格言があります。

心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。

私はこの格言の教えは理解していたつもりでしたが、自身と向き合うことで、本当の意味でこの言葉が分かった気がします。自分自身と向き合うことで、仕事を通して何に喜びを感じるか分かり、今後のなりたい自分と現在の強みや弱みを接続することで、今そしてこれから何をするか明確になります。明確になれば、今の仕事に対してやらされではなく、主体的に取り組めるのではないでしょうか。

自分自身を理解し、より良いキャリアに自分を導いていきましょう。

明日からの仕事が楽しくなりますように。

※やり方がわからない、1人でする人がいないとお悩みの方は私でよければご相談にのります。他人の方が話しやすかったり、違った観点でアドバイスができるかもしれません。お気軽にお申し付けください。







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