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「投げる哲学者」今永昇太選手のメジャー挑戦前トークショーで学んだこと

私が大好きな選手であり、たくさんのことを学ばせてもらっているプロアスリートに今永昇太選手がいます。

彼は、これまでの8年間、横浜DeNAベイスターズでプレイをしていましたが、2024年シーズンからはメジャーに挑戦することを決め、見事、シカゴカブスに入団することが決まりました。

今日、2024年、1月21日は、今永選手、メジャー出発前のイベントがホテルニューオータニで行われました。おそらくメジャーに挑戦する前としては、今日が最初で最後の機会になるのではないかと思います。

会場はこんな感じでした

これは、これまで数々の名言を残しており、多くのプロ野球選手が彼の言葉から刺激を受けています。

名言botがあったたため、そこから少し引用してみます。

上記に挙げた言葉は、どれも日常空間で生まれてくる摩擦に対して、自分の心をどう整えていくかという話とまとめることができるかなと思います。

こうやって自分でものの見方を整えることがどうやってできるのか、とても不思議です。きっと、時間をかけて、現状で起こっていることと自分の内面を照らし合わせながら、より良い解釈になるように整えているのではないかと想像します。

もちろん私はプロ野球選手ではありませんが、彼の言葉は野球だけの話ではなく、ビジネス含めてさまざまな領域にも転用が効くため、常にチェックしておりました。

こんな感じで、彼が大学卒業して以来、これまでの8年間、ずっと彼の言動に刺激を受けながら過ごしてきたということもあり、メジャーの挑戦前にどんなことを言うのだろうととても楽しみにしながら参加してきました。

実際のイベントは、終始アットフォームな雰囲気で、多くのファンに向けて挨拶をしてくれたのですが、そんな中でもまた、新たな学びが得られたので、今回はそれについて共有したいと思います。

最後の撮影タイムの時の様子。いろいろなポーズを見せてくれました

背番号21は空いていたが、あえて、18を選んだ理由。

今永選手は、これまでベイスターズでは背番号21を背負っていました。(私の部屋にはたくさんの彼の21とついたグッズがあります。)

通常、日本のプロ野球選手がメジャーに挑戦する時は、松井選手の55しかり、イチロー選手の51しかり、松坂選手の18しかり、これまでの番号を引き続き、アメリカでも持つことが一般的ですが、今永選手は、21が空いていたにも関わらず、あえて18という違う番号を選んだと言っていました。

それは、せっかく挑戦しにアメリカまでいくのだから、あえて、違う自分になることを選びたいという理由だとのことです。

これまで、数々の選手がアメリカに挑戦してきていますが、こういう発言を聞く機会もなかったので、とても興味深く感じました。そして、いかにも今永選手っぽいなと思いました。

背番号を背負うにあたっての振る舞い

そして、これまでの18番を背負ってきた選手にあえて、事前に挨拶をしたという話も共有してくれました。

日本でもあまりないと思いますが、アメリカにおいてはより一層、わざわざ挨拶をするということはないのだそうですが、今永選手なりのリスペクトの示し方であり、チームへの混じり方として、挨拶をしたいと自分から連絡を取ったのだそうです。

新しい環境に入っていく上で、また、そこで適応していくためには、こういったちょっとした気遣いが重要になってくるでしょうから、とても良いあり方だなということを感じました。

アメリカに行くことで、変わる部分、変えていく部分もあるのでしょうが、日本にいる時に学んできた大切だなと思ったことは、現地に行っても生かされていくのだろうなと、これからの彼の変わり方や生み出していくものがとても楽しみになってきます。

私は、人と、組織の成長の支援を生業にしています。

私の場合、私自身が、教育プログラムを開発するデザイナーであったり、クリエイターであったりと、プレイヤーになるケースもあるのですが、同時に、コーチやファシリテーター、ディレクター、プロデューサーといったように他者の活躍を支援する役割を担うこともあります。

特に支援する側の立場に立った時には、自分ももちろんがんばるわけですが、自分だけががんばったところでできることは限られており、本人の力を引き出すために、最大限がんばっていくという活動になります。

そんな中で、今永選手の言葉に触れていくと、プレイヤーとして精一杯そこにいようとする発言が、実は、他者の成長に大きな影響を生み出すんだなということを感じさせます。

今永選手にとって2024年は大きな挑戦の年になると思いますが、私にとってもそれは同じです。

現時点から、いつか必ず、シカゴまで彼の活躍を見にいけたらと思っていますが、その時に、胸を張って、彼のゲームを見ることができるように、これからがんばっていきたいと思っております。

今永選手がさっきまで立っていた場所の写真
今永選手が立っていたところから見えていたであろう景色。私も、素晴らしい景色が見えるようにがんばっていきたいと思いながら撮影してきました。

今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。



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