古事記にある因幡の白兎の話。

うさぎが海を渡るために騙すのが鰐。

この鰐がイルカなのかワニなのか、ウミガメなの

か詳しいことは分かっていない。

騙された鰐たちは怒り、うさぎの皮を剥ぎ、海に

入った後風に吹かれるように伝える。

身体中が熱くヒリヒリしているうさぎが辛抱たま

らず、通りがかったオオクニヌシに助けを求める。

すぐに真水で身体を洗い、蒲(がま)の花を摘んで

きてその上に寝転ばせた。

痛みも消え、体毛が戻ってきたうさぎは大喜び。

八十神たちの行列から大きく遅れたオオクニヌシ

だったが、ヤカミヒメが旦那様に選んだのは

この心優しいオオクニヌシだった。

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