見出し画像

病院、始めました

病院、始めました

病院を、立ち上げることにした。昨日10月15日が創立記念日だ。夕方、歩いていたら、急に降りてきた。「そうだ病院、やろう」。

ぼくは医師免許を持ってないのだけど、経営はできる。東洋医学アプローチの、主に未病(まだ病気になってない)の人や、西洋医学ではにっちもさっちもいかなくなった人たちの相談に乗る。わかりやすいので「病院」としているけど、現実は「病の院」ではない。「健康の院」にする。だから「患者さん」とは呼ばない。ホテルみたいなものだから、「ゲスト」と呼ぶ。

コンクリートで囲まれた建物は避けたいなあ、と思っていたら、道すがらに、ぴったりの物件があった。そこは前から気になっていたところで、現在はカフェになってる。木造二階建て。きっとここになる。

ぼくの「健康」についての考え方を運営理念とし、営利企業でもなく、かといってNPOでもない、敢えて言うならヘンリー・ミンツバーグいうところの「plural」複合的組織として経営する。

経営コンサルタントが、病院経営を始める。一見突飛な飛躍に見えるが、自分の中では、「流れ」に身を任せた結果だ。大河の流れ。

大河の流れ

人生には、大きな流れというものがある。
その中にいる時には一見「不本意」だったり、「逆風」に見えたりする。

会社員の最後の頃がそれで、上司に意地悪され、部署で孤立してた。生意気な後輩が采配ふるい、ぼくは完全にアウトだった。やがてその上司から放り出され、「やむなく」という感じで、別の部署に移動。とにかく会社のラスト期はいいことは一つもなかった。かといって、独立する勇気もなく、ずるずるしてた。

一方、副業の方は順調で、著名企業から社内研修の依頼が次々に来たり、生まれて初めて出した翻訳書がベストセラーになったりしてた。フロリダ・フォートローダーデールのアートスクールで講師やったり。

画像1

会社では「陰」、副業は「陽」。明らかに、ぼくを会社から押し出そう、押し出そう、という大河の流れがあった。陰から陽へ。楽しい方へ行きな、と。行ってみたら、変わるよ。決断したのはそれから1年半くらいかな、京都、五条の橋の上をタクシーで渡ってるときだった。「会社、辞める」

ウソみたいな話だが、空に虹がかかった。

葉山時代の最後もそうだ。「受け入れる」のは抵抗あったけど、明らかに「このままではうまくない」「楽しくない」生活になってた。かといって、それを認め、受け入れると、どうなるのかさっぱり予想がつかなかった。それでも、何をどうやっても、葉山からぼくを押し出そう、押し出そう、という大河の流れがあった。いまならわかる。いまだからわかる。

葉山から大阪へ拠点を移したことで、JOYWOWは新しいステージを迎えることができた。MAIDOが生まれたしね。

そして2021年。今年。春先の体調不良、大病院での検査体験、そしてサクセス・ブレーンの着想、実行、健康へと生活習慣を変えた実践・・・・他にもいろいろな要素を見ると、すべてがぼくを健康に関する仕事へと押し出そう、押し出そうという大河の流れがある。その流れに乗ったのが、今回の決断です。詳細は何一つ、決まってない。決まってないけど、こんなにワクワクすることって、久しぶりです。またご報告しますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?